「人気著者の連載が終わったのも…」Hanada編集長が嘆く“圧力”の正体

2025年5月4日(日)7時0分 ダイヤモンドオンライン

「人気著者の連載が終わったのも…」Hanada編集長が嘆く“圧力”の正体

花田紀凱氏 Photo:SANKEI

1988年に『週刊文春』編集長となり、同誌の最大部数を記録した花田紀凱は、出版界を代表する名物編集者である。1996年に退社後、複数社を経て2016年に自身の名を冠した月刊誌『Hanada』を創刊した。「面白ければ載せる。右左は関係ない」と語る花田に、かつての部下である筆者がインタビューした。※本稿は、梶原麻衣子『「“右翼”雑誌」の舞台裏』(星海社新書)の一部を抜粋・編集したものです。

朝日新聞、中国、小沢一郎…3大テーマの狙いは?

——朝日新聞社では『uno!』という女性誌を創刊しました。花田さんの中では、自分の雑誌作りにおいて『WiLL』(編集部注/ワックマガジン刊。花田は2004年11月の創刊から2016年3月まで編集長を務めた後、『WiLL』スタッフと連載陣を引き連れてほぼ同じコンセプトの『Hanada』を創刊した)も『uno!』もあんまり変わらないですか。

花田 そりゃ、女性向けの雑誌を作らないといけないから、発想は変えますよ。女性向けの雑誌って、当時はスキャンダルやゴシップものばかりだったんです。もちろん、女性誌の「7大テーマ(結婚、占い、ダイエット、セックス、コスメ、ファッション、旅)」は押さえなければならないけれど、押さえ方はぼくなりに変えていました。

 例えば、ダイエット特集ではトンガの事例を現地で取材させたりね。というのも、どこかの新聞に小さく掲載されていたんだけれど、トンガは昔、主食がタロイモだったんだけれど、だんだん経済や流通が発達して、ニュージーランドやオーストラリアからマトンが入るようになったら、おいしいから国民がどんどん太っちゃったらしい。


続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)

ダイヤモンドオンライン

「編集長」をもっと詳しく

「編集長」のニュース

「編集長」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ