熱海のホテルに「昭和夜ふかしルーム」、ブラウン管テレビや懐かしのボードゲーム…コーヒー「復刻缶」も
2025年5月5日(月)10時10分 読売新聞
昭和レトロを感じられる遊び道具でいっぱいの「昭和夜ふかしルーム」(静岡県熱海市のホテルニューアカオで)
今年が「昭和100年」にあたるのを記念し、静岡県熱海市の「ホテルニューアカオ」で、懐かしのテレビゲームやレコードなどレトロな世界を楽しみながら宿泊できる「昭和夜ふかしルーム」が設置された。
1973年のホテル開業当初の時代をイメージし、夜更かしして遊びたくなるような「昭和の遊び部屋」を再現した。室内には、ブラウン管テレビやちゃぶ台が置かれているほか、昭和期の映画ポスターやレコードジャケットが壁に飾られているなど、150点以上の昭和グッズが並ぶ。
これらのグッズは、同ホテルの社員や家族などの協力で集めたり、オークションサイトで落札したりしたという。懐かしいボード型のサッカーゲームやカセットデッキなどは、実際に触れて操作することもできる。
また、同ルームの宿泊客向けのウェルカムドリンクには、世界初の缶コーヒーを発売したUCC上島珈琲(神戸市)の協力を得て、69年の発売当時の味やパッケージを再現した「復刻缶」を用意した。
同ホテルは今年、「昭和100年」を記念したキャンペーンイベントを実施。ホテル内には、写真撮影専用の展示ルーム「ホテルニューレトロ」も用意され、こちらは宿泊者以外も利用可能だ。担当者は「世代を超えて愛される昭和の魅力を再発見してほしい」としている。
夜ふかしルームは1室限定で、7月13日まで。宿泊料金は、4人利用時で1人2万3400円から。問い合わせは同ホテル(0557・83・6161)へ。