今夜は満月 5月の満月は「フラワームーン(Flower Moon)」
2025年5月12日(月)7時0分 ウェザーニュース

2025/05/12 07:02 ウェザーニュース
今夜は満月です。日付が変わって5月13日(火)未明に満月の瞬間を迎えます。5月の満月はアメリカの農事暦では「フラワームーン(Flower Moon)」とも呼ばれます。
気になる今夜の天気は

昨年のフラワームーン アザミさんからのウェザーリポート
今日は西から天気が回復傾向で、九州北部や中国地方では宵のうちからバッチリ満月が見られそうです。北海道もお月さまの見える空が期待できます。
夜遅い時間になるほど晴れ間は東に拡大し、九州南部や四国、北陸でもだんだんと月が見えてくる予想です。近畿や東海はなかなかすっきりと回復しないものの、上空の雲越しに「おぼろ月」が見られそうです。
天気の回復が遅い関東や東北地方では明け方まで雲が多く、満月を見るのは難しそうです。
この先の「雲量」予想マップ
▼各地の日の入り時刻・月の出時刻
根室 日の入り 18時31分 月の出 18時23分
仙台 日の入り 18時37分 月の出 18時27分
東京 日の入り 18時36分 月の出 18時25分
大阪 日の入り 18時51分 月の出 18時40分
福岡 日の入り 19時09分 月の出 18時58分
那覇 日の入り 19時06分 月の出 18時53分
5月の満月、英語で“Flower Moon”

農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは多くの花が咲くことにちなんで、5月の満月を「フラワームーン(Flower Moon/花月)」と呼ぶことがあるそうです。
現象おさらい 満月・月食とは

太陽、月、地球の位置関係
月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。
そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。
地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
参考:国立天文台「ほしぞら情報」「暦計算室」、アストロアーツ「星空ガイド」 、The Old Farmers' Almanac