梅雨入りはいつ頃に? 6月上旬に梅雨前線が本州接近傾向か

2022年5月20日(金)17時27分 ウェザーニュース

2022/05/20 15:59 ウェザーニュース

今年2022年はこれまでに、沖縄地方と奄美地方の梅雨入りが発表されています。
平年であれば、九州南部から関東甲信にかけては6月上旬までに梅雨入りとなりますが、今年はいつになるでしょうか。傾向を解説します。

沖縄・奄美は平年より早く梅雨入り

各地の梅雨入り日

2022年は既に沖縄地方と鹿児島県の奄美地方は梅雨入りの発表がありました。ともに平年よりも早い梅雨入りで、沖縄ではゴールデンウィーク期間までに梅雨入りとなったのは2年連続です。
▼気象庁の発表
沖縄地方の梅雨入り 5月4日頃
 平年より6日早く、昨年より1日早い
奄美地方の梅雨入り 5月11日頃
 平年より1日早く、昨年より6日遅い
・梅雨入りには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。

他の地方の梅雨入りの見通しは

10日先までの天気予報

来週(5月23日(月)の週)の前半は、本州付近では晴れる日が多くなる見通しです。ここまでは梅雨入りの可能性は低いといえます。その後、週中頃以降は前線や低気圧の影響で天気の崩れる可能性があり、各地で雨の降る可能性があります。
その後は一旦天気が回復する可能性があるものの、月末以降(5月30日(月)の週)は梅雨前線が北上して本州に近づく日が多くなる可能性があります。九州南部では早ければ今月中に、九州北部から関東甲信地方でも6月上旬には梅雨入りする可能性が高いとみられます。
まだコンピューターシミュレーションの誤差が非常に大きいため、前線の位置の予測は大きく変わる可能性が高い状況です。梅雨入りの時期が前後したり、雨が強まる可能性もあるため、随時最新の天気予報を確認するようにしてください。

6月下旬から7月上旬にかけて大雨災害に警戒

梅雨期間の雨量傾向(ウェザーニュース発表)

今年の梅雨期間の総雨量は、全国的に概ね平年並みの予想です。
ただ、今年は梅雨明けが平年よりも早まる可能性があるため、梅雨末期の大雨となりやすい時期が平年より早く到来する可能性があります。6月下旬から7月上旬には大雨が頻発する可能性も考えられるため、早いうちから大雨災害への備えを行うようにしてください。

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