ゴミ箱に触れた手でピザ調理・毛髪混入、大阪市の小学校で給食業者が不適切業務…市長「契約解除の可能性も」
2025年5月21日(水)13時16分 読売新聞
大阪市東住吉区の市立小学校1校で、今年度から給食業務を受託した民間事業者が、提供の遅れや食器の汚れなど計6件の不適切な事案を繰り返していることが20日、市教育委員会への取材でわかった。市教委は事業者に改善を求めている。
市教委によると、ゴミ箱に触れた手でピザを調理していた事案など6件を把握。このほか毛髪の混入や調理ミスなども連日のように起きている。市教委は4月下旬に職員を派遣したが、その後も改善されず、5月14日から再び職員を派遣した。
民間事業者は調理の責任者を交代させたという。学校側は弁当の持参も可能とし、19日は35人、20日は57人の児童が持参した。
横山英幸市長は「深くおわび申し上げる。契約解除の可能性も視野に入れて対応したい」と述べた。
市教委は、学校名や事業者名を明らかにしていない。