「AI法案」が参院本会議で可決・成立へ…生成AI開発やリスク管理に関する法整備は初めて

2025年5月28日(水)11時14分 読売新聞

法案が審議入りした際の参院本会議(5月16日)=川口正峰撮影

 人工知能技術研究・活用推進法案(AI法案)は28日午後の参院本会議で、自民、公明両党と立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の賛成多数で可決、成立する見通しだ。首相を本部長に全閣僚で構成する「AI戦略本部」を新設し、研究開発・活用の推進に向けた「基本計画」を政府が策定することが柱となる。

 生成AIの開発促進やリスク管理に関する法整備は初めて。法案はAIを「経済・社会の発展の基盤となり、安全保障の観点からも重要な技術」と位置づけ、国際競争力の向上を基本理念に据えた。

 研究開発を推進する一方で、偽情報の拡散や差別の助長などを防ぐ観点から、国民の権利侵害が発生した場合の対応についても明記している。政府がサービスを提供する事業者を調査し、結果に基づき指導、悪質な場合は事業者名などを公表できる規定も設けた。

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