米カリフォルニア州で山火事多発 非常事態宣言も
2020年8月20日(木)14時0分 ウェザーニュース

2020/08/20 14:32 ウェザーニュース
アメリカのカリフォルニア州では山火事の影響が拡大し、非常事態宣言が出されています。
衛星画像でも煙の様子が確認でき、シリコンバレーの地域にも窓を開けられないほどの煙が流れてきているとのことです。
山火事の原因は、数日前の大規模な落雷によるものが多いとされています。
州内300か所以上で火事が発生
アメリカ西部では勢力の強い高い高気圧の影響で高温の状態が続き、デスバレーで記録的な高温が観測されるなどし、5千人以上が高温警報の対象となっています。
この高温と乾燥の影響で州内の所々で山火事の延焼が続いていましたが、数日前には湿った空気の影響で発生した雨雲の影響で落雷が多発したことで、さらに山火事が拡大したとみられます。カリフォルニア州内では367か所で火事が発生し、うち23か所が大規模なものだとされています。
アメリカ国立気象局では西海岸の内陸部の気温は華氏110度(摂氏43度)に達するおそれがあるとし、落雷による山火事の危険性に注意するよう呼びかけています。
参考資料など
衛星画像:NASA Worldview