複数の熱帯低気圧が発達中 台風17号、台風18号が発生の可能性
2021年10月7日(木)22時58分 ウェザーニュース

2021/10/07 23:25 ウェザーニュース
10月7日(木)21時現在、南シナ海とフィリピンの東でそれぞれ熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこれら2つの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。
沖縄などに高波や風雨の影響が及ぶ可能性が考えられるため、今後の情報に注意してください。
▼熱帯低気圧a 10月7日(木)21時
中心位置 南シナ海
移動 北北西 ゆっくり
中心気圧 996 hPa
最大風速 15 m/s
最大瞬間風速 23 m/s
▼熱帯低気圧b 10月7日(木)21時
中心位置 フィリピンの東
移動 ほとんど停滞
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s
最大瞬間風速 23 m/s
沖縄では高波や風雨の影響が出る可能性も
これらの熱帯低気圧については、先に台風となった方が「台風17号」と呼ばれることになり、連続して「台風18号」も発生する可能性があるといえます。
気象庁の予報では、フィリピンの東の熱帯低気圧は4日先の11日(月)21時には沖縄の南にあって、中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は25m/sと予想されています。
世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、この熱帯低気圧は来週にかけて台湾の南を通って南シナ海に抜けると予測しているものが多くなっています。
沖縄では先島諸島を中心に、高波や風雨の強まりなどの影響を受ける可能性があります。今後の情報に注意してください。
10月の平年の発生数は3.4個

平年の台風発生数
もし次に台風が発生すると、およそ10日ぶりの台風発生で、「台風17号」と呼ばれることになります。
先月の台風発生数は4個で、平年よりもやや少なくなりました。10月の台風発生数の平年値は3.4個で、8月や9月に比べると少なくなります。
その一方で、強い勢力のまま上陸するケースが多く、油断の出来ない時期といえます。引き続きしっかり台風への備えを行うようにしてください。