19日(土)頃は全国的に荒天 前線通過で雨や風が強まるおそれ
2024年10月14日(月)17時30分 ウェザーニュース

2024/10/14 17:26 ウェザーニュース
19日(土)頃に日本付近を活発な寒冷前線が通過する予想となっています。全国の広い範囲で雨が降り、風も強まって荒天となる見込みです。
温度差大きく前線活動が活発に
19日(土)はオホーツク海に低気圧が進み、そこから伸びる寒冷前線が日本列島を通過します。前線の南側には上空1500m付近で15℃以上の夏の空気、北側には0℃以下の初冬の空気があって、大きな温度差によって前線の活動は活発になる見込みです。
前線の周辺では大気の状態が不安定になって、雨雲が発達しやすくなります。前線が通過するタイミングでは雨が強まり、落雷や突風などを伴うおそれがあります。
また、等圧線の間隔が非常に狭く風も強まる見込みです。前線の通過前は南寄りの風、通過後は北寄りの風が強く吹く予想で、雨が加わることで大荒れの天気になるとみられます。
交通機関に影響が出るようなことも考えられますので、次の週末に移動の予定がある場合は最新の気象情報をご確認ください。
20日(日)は北海道に雪を降らせるほどの寒気

前線が通過した後は北日本を中心に寒気が流れ込んできます。20日(日)は北海道の上空1500m付近に平地で雪の降る目安となる−6℃以下の寒気が南下する予想です。降水があれば雨が雪になってもおかしくありません。
市街地で積もるほどの雪になることはないものの、峠道で冬用タイヤが必要になる可能性があります。車で峠越えをする必要がある場合は、早めに準備を進めるのが良さそうです。
週の中頃には30℃前後まで気温が上がる西日本から関東でも、20日(日)頃は気温が下がる予想となっています。大きく季節を進める前線の通過となります。