猛烈な勢力の台風26号 来週以降、北東に曲がる進路を示唆するものも
2018年10月25日(木)10時55分 ウェザーニュース

2018/10/25 10:45 ウェザーニュース
猛烈な勢力の台風26号は、25日(木)9時現在、マリアナ諸島付近を西北西に時速20kmで進んでいます。中心気圧は905hPa、中心付近の最大風速は60m/sです。
中心付近にははっきりとした台風の目を持ち、日本時間の昨夜から今朝にかけてサイパン島付近を通過しました。

▼台風26号 10月25日(木)9時
存在地域 マリアナ諸島
大きさ階級 //
強さ階級 猛烈な
移動 西北西 20 km/h
中心気圧 905 hPa
最大風速 60 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 85 m/s
来週の半ばに、進路を北東に変える可能性も

複数のシミュレーションモデルの予想
この後も台風は猛烈な勢力を保ったまま西に進み、29日(月)〜30日(火)にはフィリピンの東の海上に達する見込みです。
最新の世界各国の気象機関の予想シミュレーションを見ると、大半が西よりに進む予想ですが、フィリピンの東の海上で進路を変えるものもあり、週末以降の進路にはまだ不確定な部分が多くなります。
早いタイミングで北上、東進を予測するモデルもあり、引き続き進路の変化に注意が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風26号のイートゥー(Yutu / 玉兎)は、中国が提案した名称で、民話に登場する月のうさぎのことです。