「量より質」は幻想? 結果を出す企画の“たった一つの真実”

2025年5月18日(日)7時0分 ダイヤモンドオンライン

「量より質」は幻想? 結果を出す企画の“たった一つの真実”

【成功の本質】「継続するだけで個性になる」が現実になる瞬間【YouTube総再生回数60億突破】知る人ぞ知る凄腕クリエイターが初めて明かす「圧倒的な企画力」のすべて。企画・マーケティング・クリエイター・営業職 必読のトップYouTube作家&マーケッター、初の著書『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)は、企画に悩む、すべての人に向けてノウハウを初公開している。クリエイティブな仕事の全体像を俯瞰しつつ「見えない条件文」「企画発想技12選」「構成は木」「データとの向き合い方」など、わかりやすく解説。とっつきやすい「お題」も出題され、実演しながら学べる構成にもなっており、学びになるコンテンツが満載だ。現在、約30チャンネルへ企画提供をしており、有名企業のコンサルティングやアドバイザーなどを行っている著者が、そのノウハウを「PDCA(計画・実行・評価・改善)式にわかりやすく解説した本書から、一部を抜粋・編集したものをお送りする。

Photo: Adobe Stock

■「運用」が成長を左右する

すのはら 「運用」について説明しましょう。

YouTubeチャンネルに限らず、メディアやSNSなどは1回バズらせて終わりではなく、継続することも考えていかなくちゃいけませんからね。

■単発ヒットよりも“運用で方向性調整”

たけち そうですね。1つの企画がポンッと伸びるのはいいことではありますが、それだけだとYouTubeの場合、チャンネル登録までには至らないことが多いです。

継続的に視聴してもらってチャンネルを成長させていくためには、「運用」によって方向性を調整していく必要があります。

■動画は5本じゃ“傾向”は読めない

すのはら とはいえ、まだ5本くらいしか動画を出していないのに、「なんで伸びないんだ?」と思ってしまうのもズレています。

なぜなら、ある程度の量が出て初めて、「傾向」をつかめるようになるからです。

■続けるだけで“個性”になる時代

たけち いまってデジタルでいろんな人が創作できるようになったので、アイデアは、いろんなジャンルからたくさん出ている印象です。

でも、意外とそれを「継続」する人が少ない。だからこそ、継続するだけで個性になるとも思ってます。

■4時間ほほ笑み続けるチャンネル!?

すのはら 本当にそうですね。特殊な例ではありますが、「Benjamin Bennett」(@Benjamin Bennetttt)というアメリカ人のチャンネルは、4時間ただ座ってほほ笑み続ける動画をひたすらアップしてますからね。

2019年から投稿を開始して、本数440本以上(2025年5月時点)。すべて4時間無言でニコニコするだけの動画です。

その異色さからメディアにも取り上げられて、登録者39万人以上。800万回再生されているニコニコ動画もあります。

■「継続」こそが最大の才能

たけち YouTubeで成功するのに必要なことはなんですか? とよく聞かれます。この質問には「継続できること」と答えていますね。

トライ・アンド・エラーの回数と完成度を高い水準で保てば、いつか絶対に伸びると言い切ってもいいと思ってます。

■“量より質”の誤解

すのはら よくスポーツなどで「量より質」という言葉が使われますが、それって実際は、けっこう難しいことだと思うんです。

だって、最初は何が「質」なのかわからなくないですか?だから、ある程度「量」をやってこそ「質」が考えられると思うんですよね。

■“仮説ある量”が質を生む

たけち YouTubeは「量=質」みたいな側面があります。

見当違いな「量」は意味ないですが、仮説をもった「量」であれば、仮に伸びなくても次の「質」につながります。

※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

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