トランプ、プーチンと渡りあい、幾多の危機を乗り越えた元ドイツ首相アンゲラ・メルケル氏が来日! 傑作評伝『メルケル 世界一の宰相』が注目です!
2025年5月27日(火)10時18分 PR TIMES
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)が2021年11月に刊行したアンゲラ・メルケル元ドイツ首相の評伝『メルケル 世界一の宰相』(カティ・マートン著)が、メルケル氏の来日で再び注目を集めています。
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アンゲル・メルケル氏はドイツ初の女性首相として、その知性やユーモア、抜群の行動力でトランプやプーチン、習近平といった手強いリーダーたちと15年以上国際政治の舞台で渡り合い、民主主義を守った文字通り「世界一の宰相」です。もし彼女が2021年に政界を引退していなければ、ウクライナ情勢やガザ、米中対立など、今の世界の混迷は大きく形を変えていたかもしれません。
元科学者で、幾多の困難を乗り越えてきたメルケル氏の足跡には、今後の世界の平和や安定のために必要なヒントが数多く隠されています。その生涯を余すことなく追った本作にぜひご注目ください。
本書の内容
彼女こそ「本物の政治家」だ!東独出身の地味な理系少女が、なぜ権力の頂点に立てたのか?
その強さの源泉は「倫理」と「科学」にあったーー
牧師の娘として、陰鬱な警察国家・東独で育つ。天才少女としてその名を轟かせ、ライプツィヒ大学の物理学科に進学し、科学者となるが、ベルリンの壁崩壊に衝撃を受け、35歳で政界へ転身。
男性中心のドイツ政界で頭角を表し、数々の屈辱的な仕打ちをうけながらも40歳で環境大臣に就任、気候変動問題に取り組み成果をあげ、51歳で初の女性首相へとのぼりつめる。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/674/43732-674-f0166e690c473d109006b076e915a04f-1022x676.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]2018年G7サミットでトランプと対峙(中央は安倍元総理)(C)Jesco Denzel/Bundesregierung/Getty Images)[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/674/43732-674-726ab697fa139a35abac21f78e550cf6-992x656.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]プーチンは犬が苦手なメルケル氏に愛犬をけしかけた (C)Dmitry Astakhov/ITAR-TASS/AP/Shutterstock
首相としてドイツをEU盟主へ導き、民主主義を守り、ユーロ危機も乗り越えた。トランプ、プーチン、習近平ら癖のある各国首脳とも堂々と渡り合い、人道的理由から大量の難民を受け入れた。一方で、極右やポピュリズムの台頭にも悩まされた。元科学者ならではの知見を生かし、コロナとの戦いに打ち勝った。
演説では美辞麗句を好まず、事実のみを述べるスタイル。SNSは使わない。私生活も決して明かさない。普通のマンションに住み、スーパーで買い物をする。得意料理はジャガイモのスープ。熱烈なサッカーファン。夫の渾名は”オペラ座の怪人”。彼女がロールモデルと仰ぐ意外な人物の名前も、本書で明かされている
目次
プロローグ 牧師の娘に生まれて
第1章 秘密警察の共産主義国・東独で育つ
第2章 物理学科の優秀過ぎる女子大生
第3章 東独トップの科学アカデミーへ——袋小路の人生
第4章 ベルリンの壁崩壊——35歳で政治家へ転身
第5章 コール首相の“お嬢さん”と呼ばれて
第6章 初の女性首相へ登りつめる
第7章 ブッシュ大統領と親交を結ぶ
第8章 プーチン、習近平——独裁者と付き合う方法
第9章 ベールに包まれた私生活
第10章 オバマ——条件付きのパートナー
第11章 緊縮の女王——ユーロ危機と経済大国ドイツの責務
第12章 民主主義の守護女神——ウクライナを巡る攻防
第13章 難民少女へ見せた涙
第14章 2016年、最悪の年——英国のEU離脱
第15章 トランプ登場——メルケルは“猛獣使い”になれるか
第16章 ドイツにもついにポピュリズムの波が
第17章 ラスト・ダンスはマクロンと
第18章 コロナとの死闘
エピローグ 世界最大の権力を持つ女性、その素顔と遺産とは
著者プロフィール
カティ・マートン米NPR、ABCニュースの元記者。祖父母はアウシュヴィッツで亡くなったユダヤ人。旧東欧圏・ハンガリーで生まれ育ち、6歳時に両親が秘密警察に連行され、のちに一家で米移住、ソルボンヌ大学、パリ政治学院で学び、ジョーシワシントン大学で国際関係の修士号を取得。著作多数。本書はメルケル政権や米政権のインサイダーに取材を行い執筆された。旧東欧圏出身という自らの経験も、メルケルという人物を理解するうえで役に立ったという。
書籍情報
書 名:『メルケル 世界一の宰相』著 者:カティ・マートン
訳 者:倉田 幸信/森嶋 マリ
判 型:四六版
発 売:2021年11月25日
定 価:2,475円(税込)
ISBN:978-4-16-391473-2
書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914732