妻夫木聡 会見で計4回あいさつ「またですか!?」「大体のことは言ったと思うので...」笑い誘う

2025年5月5日(月)19時53分 スポーツニッポン

 俳優の妻夫木聡(44)が5日、都内で行われた映画「宝島」(9月19日公開、監督大友啓史)の完成報告会見に出席。会見中、計4回、約10分間に及ぶあいさつで、同作が完成した喜びや見どころを語り尽くした。

 戦後沖縄を舞台に、歴史の陰に埋もれた真実を描いた真藤順丈による同名小説が原作の同作。自由を求めて全力で駆け抜けた若者たちの20年の物語を描く。過渡期を全力で生きたグスクを演じた妻夫木。2019年から2度の撮影延期の危機を乗り越えて作品が完成し、「この映画はようやく3度目の正直ということで、完成することができました。本当に今日を迎えることが本当に感慨深いです」と万感の表情であいさつした。

 撮影は、過去に主演を務めた映画「涙そうそう」(2006年)の撮影地でもある沖縄・コザで行われた。作品の話を聞いたときは「運命的なもの」を感じ、「一番知っている自分だからこそ、現地の言葉にならない声を芝居にしなくてはいけないという使命感」で出演を決めた。

 制作に6年を費やした同作を見たときは、作品が持つ「生命力」を感じたという。「生きていかないといけないなと心の底から思いました。死に対して、僕は終わりを意味すると思っていたけど、死があるからこそ生があるという…生きる糧になるもの、受け継がれるものをもっている。精いっぱい生きていかなきゃいけないと思いました」と熱弁した。

 この日、妻夫木は同作「宣伝アンバサダー」に就任。専用の名刺を手に、宣伝のため、舞台・沖縄を皮切りに静岡、富山、長野、北海道と全国へ自ら赴く予定だ。

 「宣伝を越えて、映画を目の当たりにしてもらいたい、感じてもらいたいと思っています」約4分間にわたり意気込みを語った直後に、MCから「改めて、宣伝アンバサダーとして最後に一言」と求められると、「また、これからですか!?」と大笑い。「監督と一緒にいろいろな場所に行って、生の声が聞こえるというのはなかなか体験できないこと。全国で皆さん待っていてください。必ずお届けします!」と続けた。

 その後、報道人の質問に回答し、フォトセッションに対応。「妻夫木さんは本日何度もあいさつされていますけども…」と恐縮するMCの促しにも笑顔で、マイクを握り一歩前に踏み出した。「この映画は人生のバトンの話だと思いました。人には受け継がれているものが必ず存在していて、過去の人達の思いとかを背負って僕達は生きています。それを含めて、精いっぱい生きていかなくてはいけないと本当に心から感じました。一人でも多くの方に見て頂きたいこん身の作品だと思っています」とアピール。

 照れ笑いを浮かべながら「あとは、何をいおうか。大体のことは言ったと思うので…」会場の笑いを誘う場面も。「9月19日公開まで全国を駆け巡りたいと思っています。応援歌というものがあるように、この作品が日本を応援できるような存在になれたら良いなと思っています。皆に元気を与えられたらいいなと思っています」と熱い思いを語り尽くし、計4回、約10分のあいさつを行った会見を締めくくった。

 この日、共演の広瀬すず窪田正孝、大友啓史監督も登壇。英雄的存在であるリーダーのオンを演じた永山瑛太は、スケジュールの都合で欠席。ビデオメッセージを寄せた。

スポーツニッポン

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