たくさん悩んでたくさん学ぶ――LinQ黒田れい 「不安なんてない、任せた」って悠未さんに本気で言ってもらいたいから

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　福岡を拠点に活動する9人組アイドルグループ「LinQ」のリーダー黒田れいが、グループ14周年を記念したアルバム「TOYOU〜LinQ第五楽章〜」発売を記念してメールインタビューに応じ、6月14日からスタートする1期生・髙木悠未の卒業ツアーについて「たくさん悩んで、学んで自分のものにできたら」と目標を掲げた。（「推し面」取材班）

　全国5会場を巡る今回のツアーは、髙木との最後のステージとなる。黒田にとっては「LinQに欠かせない存在」だった先輩だ。ちょっと抜けた一面もあるが、1期生として14年にわたっていつもグループ全体を見守り、変わらない愛情を注いでくれた。「メンバーや体制が変わっていく中で、どのメンバーにも愛をくれてすごく偉大な人です」とあらためて存在の大きさをかみしめている。

　7月5日には、歴代メンバーが集う特別なイベントも予定されている。2018年からLinQを近くで見てきた黒田にとって、映像や写真でしか活躍を知らなかった先輩たちに直接会う絶好の機会だ。「先輩たちがここまで繋げてくれたバトンをしっかり受けとって、みんなから愛されるLinQになりたい」と前を見据えた。

　ツアーを持って1期生が全員卒業し、グループは副リーダーの7期生・海月らなが在籍期間最長という変革期に入る。「9人体制の今の私たちの目標は、悠未さんに安心して卒業してもらうこと」。髙木が14年間のアイドル人生で学んできたことを包み隠さず教えてくれたことに感謝し

「それだけたくさん悩んで身につけてきたんだなと思います」と語った。

　8月9日に福岡で行われるツアーファイナルが髙木のラストステージ。「（グループについて）本当は不安でいっぱいだろうけど、悠未さんはいつも私たちに優しい言葉をかけてくれます」と本音は理解しているつもりだ。だからこそバトンを託されるものとして誓っていることがある。

　「悠未さんに本気で『不安なんてない、任せた』って言ってもらえるようにこのツアーでたくさん悩んで、学んで自分のものにできたら」。覚悟は決めた。先輩たちが築いてきた14年の想いを受け継ぎ、未来へと繋げるために。