人気歌い手、スタッフが「前代未聞」詐欺被害で...4815万円を肩代わり 「これからもがんばっていこうな」

2025年5月7日(水)14時9分 J-CASTニュース

「第72回NHK紅白歌合戦」にも出場した人気歌い手のまふまふさんが2025年5月5日にYouTube配信を行い、自身のスタッフが仮想通貨関連の詐欺で4815万円の負債を背負い、それを肩代わりしたことを明かした。

「サイト自体もまるっきり全部が詐欺だった」

まふまふさんは配信で、「うちの会社、うちの社員の人にいろいろありまして」と切り出し、自身の会社スタッフでVtuberとしても活動している「万屋ニコ」さんが、「前代未聞の、おそらく日本で事例がないレベルの詐欺」に遭ったことを報告した。

また、配信には万屋さんも音声で出演し、暗号資産を使った詐欺であると説明。すでに警察には届け出は出しているものの、警察から「日本ではまだ事例が確認されていない」と説明を受けたと明かした。

詐欺の手口について、万屋さんは「別のちゃんとしたサイトを経由してお金を中に入れていって、そのお金で(暗号資産の)取引をしていって増やしていくっていうような詐欺でしたね」と説明。「サイト自体もまるっきり全部が詐欺だった」と言い、「結果、めちゃくちゃ申し上げにくいんですけど、多額の借金を負いました。具体的な金額は4815万です」と明かした。

なお、警察からは海外の口座を経由しているため捜査ができないと言われたとのこと。その4815万円の借金はまふまふさんが肩代わりしたといい、万屋さんは自分の給料や活動による広告収入のほか、休日にアルバイトなどをして返済していくと話した。

「どういう形で騙されたかあんまり分からないんだけど」

万屋さんとはスタッフになる前から友人関係だったというまふまふさんは、「ちゃんと勇気を出して人に言えたっていうのも、自分は雇用主として誇らしい。友人としても誇らしい」と言った一方、今後はこうした投資について「金輪際もう二度とやらないでほしい」と釘をさした。

また、配信から万屋さんが退出後、まふまふさんは今回の詐欺についてあらためて、「いまこれくらいのお金のやり取りをして、お金がこれくらいに増えています、とか、チャートとか、そういうのいろいろ見て増やしてたんだって。そしたら、そもそもの話、それ自体が全部作り物で、ずっとなにもない架空のものを見てたんだって」と説明した。

一方、視聴者から「なんでお金がないのに投資をしようと思ったんですか?」というコメントが寄せられると、まふまふさんは「いや、お金がないのに投資をしようとしたわけじゃないぞ。投資をしたお金が全部消えたんだよ」と答えたものの、「仕組みがいまいち分からないや」と首をひねりつつ、「どういう形で騙されたかあんまり分からないんだけど、全部なくなって、借金だけになった、と」と話していた。

「命ある限り何だってできるさ」

放送後、万屋さんはXで、「先程お話させていただきました通り、日本で事例のない投資の詐欺に遭い、4815万の負債を負い、社長に肩代わりをしていただきました。救っていただいた命を無駄にしないように、長い道になりますがコツコツと返済していきます」とポストした。

これにまふまふさんは、「命ある限り何だってできるさ」「これからもがんばっていこうな」と返信していた。

この一連の報告にまふまふさんの元には、「にこさんこれから無理せず頑張ってください」「ほんとにまふまふさん人を信じて優しくしすぎてる」といった声のほか、「詐欺サイトに投資したお金を元々持っていたとしたら、まふが肩代わりしてくれた金額がどこに支払われたって事になるの...?」「そもそも取引自体架空なのだとすると債務もないのでは?と疑問です」という疑問も集まっていた。

J-CASTニュース

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