「徹子の部屋」49年で1度きりの座り位置 徹子が左側に...「ご本人がね」 超こだわりのゲストとは
2025年5月7日(水)21時1分 スポーツニッポン
テレビ朝日系「徹子の部屋 50年目深掘りSP」(後7・00)が7日、放送され、番組史上一度きりの出来事が映像で公開された。
今年で50年目に突入した同番組の過去の名場面を、黒柳徹子とマツコ・デラックスが振り返る特番。第1弾の今回は「名優&スター編」と題し、銀幕やテレビのスターたちの懐かしい出演場面が放送された。また、女優の大竹しのぶが番組途中から2人に加わった。
大竹が希望したのが、“シャンソンの女王”として知られた歌手の越路吹雪さんがゲスト出演した1976年の放送回。越路さんはテレビにはほとんど出演しなかったが、旧知の黒柳が司会の番組ということで実現したという。
番組の映像はテレビ朝日局内にも残っておらず、越路さんの遺品の中から見つかった。越路さんは「なかなかテレビにも本当に失礼して…。チャック(黒柳)と聞いて安心して出てきて」と、黒柳に全幅の信頼を置いているような話しぶりだった。
ところが、番組の視聴者にとって、映像は違和感を覚えるものだった。というのも、普段は向かって右側に座る黒柳が、この映像では左側に、ゲストの越路さんが右側に座っているからだ。
マツコはその理由を知っており、「徹子さん、あれでしょう?(座り)位置が違うのって、越路さんがこっちじゃなきゃダメって…」と質問。黒柳も「そう」と答え、大竹は目を見開いて驚いた。
顔は左側から撮って欲しいという、越路たっての願いから、この座り位置になったという。マツコは「これだけなの、徹子さんが逆座ってるの」と話し、徹子も「ご本人がね」と続いていた。