米ダルトン「遺憾」声明発表 今後の方針は「検討中」 フジHD大株主、取締役提案に突っぱねられ
2025年5月18日(日)4時10分 スポーツニッポン
フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の大株主で、米投資ファンドの「ダルトン・インベストメンツ」は17日、取締役候補として株主提案した12人の選任にフジ側が反対したことに対し「遺憾で、真摯(しんし)に検討したとは思えない」とする声明を出した。今後の方針は「検討中」という。
フジHDは16日、ダルトン側との対話を「継続して行ってきた」としたが、ダルトンは声明で「極めてミスリーディングで、候補者についての協議は一切なかった」と主張した。
フジHDの金光修社長ら退任を決めた取締役が議論した点も、適切だったのかどうか「疑問が残る」と批判した。
ダルトン側が株主提案を取り下げなければ、取締役の選任を巡り議決権の委任状争奪戦に発展する可能性もある。