小泉進次郎農相さっそく番組はしご出演 「農水省に来ていただきたい」とNスタキャスター持ち上げる場面も

2025年5月22日(木)20時14分 スポーツニッポン

 失言で更迭された江藤拓前農相(64)の後任となった小泉進次郎農相(44)が22日、日本テレビ「news every.」(月〜金後3・50)、TBS「Nスタ」(月〜金曜後3・49)にリモートで生出演し、コメ価格引き下げについて持論を語った。

 21日の就任会見では、備蓄米放出の手続きを入札から随意契約に転換すると明言。「Nスタ」ではキャスターの同局・井上貴博アナウンサーから「お米の価格、5キロでどのくらいを目指すのか、数字言いづらいと思うんですけど」と質問され、「どこの価格と比べるかという時に1年前と比べたら2000円台が多いですよね。地域によっても全然違うんです。西表島では何とある商店で6500円ですよ」と沖縄県の離島では輸送費などで高額になっている例を紹介。

 「この状況を見たら政治が相当覚悟を決めてやらないと、国民の皆さんが安心してお米が買えるようになったという水準までいかないと思うので、昨日今までの入札の方式をやめて随意契約に変える、そういった判断をした」と説明し、「今その詳細設計をやっているので詳細が固まったら、国はいくらにします、この定価で売ります、そういった形で言えるのでもうしばらくお待ちください」と具体的な価格については明言しなかった。

 「今までの自民党の農政だと過度に組織や団体の声を聞き過ぎて、怒られるとまずいからできるだけ高止まりしたほうがいいんだと、こういうふうに考えかねない傾向があった。備蓄米の放出をし始めてもなかなか下がってこない、高くていいという思いが自民党にあるんじゃないか」と指摘する場面も。そして「そういう声に対して、私はそんなことない!この世の中の空気を変えなきゃいけないと思ってるので、農家にご理解いただく説明はしっかりさせていただくが、一定の政治判断をもって随意契約のいくらっていうのは最終的には私の判断でこれだったら下がる、そういった方向に受け止めていただけるような水準にしていきたい」と語った。

 井上アナが「中長期的に日本のコメ政策をどうされたいのか?今までは事実上の生産調整をしていたが、個人的には限界がきてると思っていて。(農家に)輸出できるようにどんどん作ってもらう、国内が緊急事態の場合は輸出分を国内に持ってくる、稼げる備蓄みたいな考え方ができると思う。いずれにしても大転換が必要で小泉さんはどうしていきたいのか」と持論を交えつつ質問すると、「今の井上さんの発言を聞くと、井上さんに農水省にサポートで来ていただきたいと思うぐらい、思いは同じ方向性です」と笑みを浮かべる場面も。

 石破茂首相も「そういう方向性にもっと早くシフトしたかった」とし、「石破総理のご指名の下で森山幹事長とともに政府与党一体となって、今井上さんが言ったような方向性でやっていこうと、そういった思いでやっている」と続けた。

スポーツニッポン

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