28歳芦屋市長 母校米ハーバード大、留学生受け入れ禁止に「軽くパニック」 後輩へ「まずは深呼吸」
2025年5月23日(金)20時44分 スポーツニッポン
兵庫・芦屋の高島崚輔市長(28)が23日、自身のインスタグラムを更新。米トランプ政権が、全米屈指と言われる名門私大・ハーバード大に対し、留学生を受け入れる資格の取り消しを決定したことについて言及した。
高島氏は灘高を経て、ハーバード大を卒業。2023年に史上最年少となる26歳で芦屋市長選に初当選した。
投稿では「衝撃のニュースで目が覚めました」とし、「休学を含めて7年間在籍して実感したのは、ハーバードが学び合いの場だった、ということ。ひとえに、他者へのリスペクトがあったからだと思います」と回想。
「ともすれば一人でAIと学べる時代において、今なお、大学という『場』に存在価値があるのなら、それはその『場』が社会の縮図だからではないでしょうか。学生同士が学び合い、刺激し合い、成長していく。それにはきっと、多様なバックグラウンドを有する学生の存在が必要だと思います(私自身が価値に貢献できていたかはよくわかりませんが)。母国の内戦の歴史を教えてくれた人。母国のいまの政治について、想いを語ってくれた人。母国から見た日本の姿について、良いことも厳しいことも教えてくれた人。そんな人たちとの出会いがあってこそ、今の自分があるのだと思います」と自身に大きく影響したと強調。
「そして、後輩のみなさんへ。焦りますよね。不安になりますよね。私も本当に驚いて、軽くパニックになりそうでした。まずは、深呼吸です」と呼びかけた。
「そしてどうか落ち着いて、一次情報を常に当たり、行動してください。先が見えない状況下では、自分の置かれている状況を冷静に見ることが何より大事だと思います。5年前、コロナ禍でのアメリカ生活で何より痛感したことです。誰しも、一瞬パニックになってしまうと思います。大丈夫、それは当たり前です。だけど、一旦落ち着いて深呼吸して、何ができるか考えてみてください」とし、「世の中には、しばしば自分の力だけではどうしようもない出来事がやってきます。でも、自分の行動は変えられる。こんなときのために、私たちは主体的に学び、主体的に生きるトレーニングを重ねてきたのだと思います。そしてどうか、一人で悩まずに。信頼できる人、大学に相談することを恐れないでください。あなたの力になってくれる人が、きっといるはずです。この先どんな状況に置かれたとしても、一人ひとりが、自分らしい学びを続けられることを祈っています。心から、応援しています」とエールをおくった。