岡村隆史「ほんまのこと言うていい?」ナイナイ漫才のルーツは、伝説の平成初期関西コンビたち
2025年5月23日(金)15時52分 スポーツニッポン
ナインティナインの岡村隆史(54)が22日深夜放送のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」で自身らの漫才について語った。
THESECONDの話などで盛り上がったこの日。リスナーから「ナインティナインの漫才はどの先人をベースに?」との質問が届き、岡村は「え〜、ほんまのこと言うていい?」と応じ、伝説の平成初期コンビらの名を挙げた。
「ベイブルース、どんきほ〜てさん。どんきほ〜て知ってるかな…テンポでバババッといく。あとはベイブルースさん…若手の王道、正統派漫才」と説明した。矢部浩之も「ティーアップさんもな。見てたなあ」と続いた。
岡村は「今は動画としていろいろ見れるじゃないですか。でもわれわれの時代は(大阪の吉本若手芸人の主戦場だった)2丁目劇場の袖で見て、客席で見て。“この人がお客さんにウケてるんや”っていうのを見てたから。俺らのときはお客さん20人ぐらいやったけど、その中でも20人をドーン!と笑わせてる人がもちろんいた」と回想した。
後に自身らはコント主流に移行したが、当時は「ティーアップさんとかもマネしたな。センターマイクだけ置いて、何にも決めずに出て行きはるねん。15分ぐらいやって一番ウケたところで“も〜ええわ”言うて下がってきはるねん。かっこええ!俺らもマネして決めんとやったら全然ウケへん…地獄の15分」と懐かしんでいた。
ベイブルースは、94年に劇症肝炎による脳出血のため急逝した河本栄得さんと高山トモヒロ(現ケツカッチンのメンバー)によるコンビ。90年にABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞を受賞するなど将来を期待された。どんきほ〜ては、かつみ・さゆりのかつみ(当時は太平かつみ)ときびのだんごによるコンビで99年に解散。ティーアップは現在も活動中の前田勝と長谷川宏によるコンビで、関西の賞レース新人賞などを数々制した。