東野幸治 THE SECOND演出方針変更?で私見「フジもいろいろあったから弱気になってるのかな」
2025年5月24日(土)19時0分 スポーツニッポン
お笑いタレント東野幸治(57)が、23日深夜放送のABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」(金曜深夜1・00)に出演し、MCを務めた「THE SECOND〜漫才トーナメント〜2025」の演出についてコメントした。
17日にグランプリファイナルが行われた芸歴16年以上のベテラン漫才師による賞レース。ツートライブが初優勝し、賞金1000万円を獲得した。
ツッコミのたかのりは、1回戦でモンスターエンジンを破ると、早くも涙を見せていた。東野は「センターで絡んで、“勝ちました。おめでとう”って言ったら、ツートライブのツッコミの方、もう泣いてるのよ。え?って。決勝とか優勝とかで泣くのは分かるけど、1回戦の第1試合で泣いてるって、凄い戦いになってきたなと思って」と驚き、「苦労が長かったんでしょう」と推察した。
23年の第1回大会からMCを務めている東野は、開始当初に抱いた思いを明かした。「フジテレビさんから説明を受けた時に、俺はてっきり『THE SECOND』やから、テレビですし、漫才をもちろん見る。言うたらM−1を取れなかった、M−1を逃したみたいな思いがある(漫才師が出る)。忘れ物を取りに行く漫才師の戦いみたいな。勝手に解釈ね、その時は」。その上で、「結婚してる、子供いてる、バイトしてる人もいてる。ちょっとあおりV(TR)で、苦労もちょっと見せつつ、でも漫才でっていう。いい意味でも悪い意味でも。“ザ・テレビ”っていう凝縮やん」と、浪花節的な演出の方向性を予想していたという。
苦労に苦労を重ねた漫才師のうち、1組だけが大きな注目を浴び、スターダムに上がる権利を得る。東野は「その中から1組だけ、お金と仕事たくさんねもらえるっていう。めちゃめちゃいいフォーマットって思っていた」と振り返ったが、「フジテレビからすると、“お涙ちょうだいのつもりは全然ない”っていう。“えっ?凄い覚悟でやるんですね”って」と、思っていたのとは違う演出プランを提示されたという。
第1回から2年がたち、今回のあおりVTRでは、それぞれの生き様があぶり出されたような演出も。東野は「今年のあおりVを見たら、意外とお涙ちょうだいで。あれ?3年前と言うてること、ちょっと違うんちゃいます?って」とツッコミを入れ、「やっぱりフジテレビ、いろいろあったから、弱気になってるのかなと思って」と察していた。