GACKT「救助する側も命懸け」閉山中の富士山への登山に苦言「ルールを破っておいていざとなったら...」
2025年5月27日(火)9時24分 スポーツニッポン
歌手・GACKT(51)が27日、自身のX(旧ツイッター)を更新。閉山中の富士山への登山について言及した。
GACKTは「山梨県、富士山での遭難者ヘリコプター救助の有料化検討」とする記事を引用し、「閉山中の富士山で、無謀な登山による遭難が相次いでいる」と投稿。
「救助に出るヘリの燃料費は1時間で40〜50万円。これは金額の問題だけの話じゃない。救助する側も命懸けだってことを理解しなきゃならない」と続け、「ボクもヘリの操縦訓練をしているが、山に近づくと予想もつかない乱気流に巻き込まれる。そんな状況でホバリング中の機体は、一瞬気を抜くだけでバランスを無くし墜落することも珍しくない。山間に近づくってのはヘリにとっては危険な行為で、救助している側も命懸けだ」と自身の経験を踏まえて私見をつづった。
さらに「登山を仲間と楽しむのはいい。家族と会話を交わしながら登るのもいい。だが、閉山中となると話が別だ」と強調し、「そこには明確な『禁止』の理由がある。ルールを守った上で楽しむのが筋だろ?それを破っておいて、いざとなったら他人に命を懸けさせる。おかしくないか?」と疑問を投げかけた。
「どれだけ準備をしていても事故が起きる可能性はある。ルールを守るのはもちろんだが、“万が一”の想定は、何をするにしても絶対に必要」とし、「楽しむ自由を選択するなら、その代償と責任を引き受ける覚悟がなければ、周りの人をも巻き込むことになる。その覚悟を持って楽しんでほしい」とつづった。