『サポート・ザ・ガールズ』ジェンダーギャップなどの解決目指すJapanese Film Projectに配収を一部寄付

2022年10月5日(水)14時0分 シネマカフェ

『サポート・ザ・ガールズ』(C)2018 Support The Girls, LLC All Rights Reserved.

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日常と地続きにある労働問題を鋭く描き、オバマ元大統領が2018年度フェイバリットフィルムの1本として挙げた『サポート・ザ・ガールズ』が、いよいよ10月7日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」より公開。この度、日本映画業界の課題解決するために「調査および提言」を行う非営利型の一般社団法人「Japanese Film Project」に、配給収入の一部寄付を決定した。

とあるスポーツバー、“ダブル・ワミーズ”でマネージャーとして働くリサ(レジーナ・ホール)は、日頃から労働環境を巡って店のオーナーと対立、さらに従業員へのセクハラにも彼女が対処していた。ある日、従業員のシャイナが引き起こしたトラブルがきっかけで、ついにオーナーからクビを言い渡されるリサ。しかし彼女を慕っていた従業員たちは彼女の解雇に反発。スポーツバーが賑わう格闘技の試合がある夜に、彼女たちはストライキを画策するーー。

いま日本で働く多くの人にも決して無縁ではない、日常と地続きである労働問題について、鋭い視点で時にはコミカルに描いた本作。“本作を通じて、明日を生き抜くパワーを手に入れて欲しい”と、そして“本作で描かれる些細(だとも言われる)な、無意識下に多く蔓延る差別や偏見を、現実で少しでも改善されるきっかけになれば”という思いから、<日本映画業界の「ジェンダーギャップ・労働環境・若手人材不足」を検証し、課題解決するために「調査および提言」を行う非営利型の一般社団法人「Japanese Film Project」(通称JFP)に配収の一部を寄付することを決定。寄付額は順次、HP等で公表しながら進めていくという。

なお、本作に寄せて熱いコメントも到着。「誰かを"助ける"のは意外と難しい。いろんな女がいる。愛に溢れた、でも一筋縄ではいかないシスターフットムービー」と山田由梨(作家・演出家・俳優)、「アメリカのウェイトレスもの映画は過去にもあったけれど、こんな風にリアルに職場の難しさや女たちの連帯を描いた映画は少ない。接客業だって、セクハラは決して許さない。女たちはいつまでもわきまえて黙っていないぞ」と斉藤綾子(映画研究者/明治学院大学教員)らが語り、「だからしっかり隣の子とスクラム組んで立ってなきゃ」とジェーン・スー(コラムニスト/ラジオパーソナリティー)らが応援コメント。

また、本作の舞台がスポーツ・バーであることにちなみ、劇中に出てくる実際の店名「double whammies」オリジナル(日本限定)グッズが、デザイナー・佐川まりの氏によって登場。トールグラス、キーホルダー、ステッカー、Tシャツはオリジナルグッズ販売サイト「suzuri」で購入が可能。また大胆なデザインをあしらったオリジナルタンクトップが、劇場等で購入が可能となっている。

『サポート・ザ・ガールズ』は10月7日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」にて公開。

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