「砲弾の生産実績、平年の4倍」金正恩氏、軍需工場を現地指導

2025年5月8日(木)8時40分 デイリーNKジャパン

北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が第2経済委員会傘下の重要軍需企業所を現地指導した。日時は不明。朝鮮中央通信が7日、伝えた。


朝鮮労働党中央委員会の趙春龍(チョ・チュンリョン)書記、弘永七(ホン・ヨンチル)副部長、キム・ヨンファン国防科学院長が同行した。


金正恩氏は砲弾総合生産企業所の各所を見回り、「砲弾の生産実績を平年水準の4倍、最高生産年度水準のほぼ2倍に引き上げる赫々たる成長速度を記録している」としながら、「この驚くべき生産力の成長結果は、党の国防発展戦略の実現において非常に重要な意味を持ち、これはわが武力の基本戦闘力を増大させる上で重要な作用をする」と強調した。


また、「企業所の労働者たちが砲兵武力の強化は軍隊の戦闘力強化であり、戦闘準備の完成であることを銘記し、より多くの砲弾を生産してわが武力の戦力拡大に寄与してほしい」と訴えた。


つづけて、「党中央委員会第8期第10回総会が審議した第2経済委員会の機械工業発展戦略報告書の総体的目標を達成するための段階別目標を年次的に正確に実行し貫徹することで、企業所を国の機械製作工業の発展において中枢的かつ先導的役割を果たす手本となる母体基地に転変させなければならない」と述べた。


そのうえで、「この重要課題はわれわれの国防工業を世界的な先進工業に飛躍させられる決定的保証に、機械製作工業分野の将来的な潜在力を築く上で戦略的意義を持つ重要な事業である」としながら、「歴史的課題を所定の期日に厳格に貫徹させようとする党中央の確固たる決心」を再三強調したという。


金正恩氏は、「機械工業発展戦略報告書に明示された一連の問題に内在している欠点と恒久的に堅持すべき機械製作工業の中核的な政策方向」について明らかにしながら、「機械製作総合企業所を世界的水準で技術改造するための実務的工程に着手するよう課題を示し、そのための重要措置を講じた」という。


デイリーNKジャパン

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