皇族参加の「育樹祭」、イメージソングはAI製 宮城県知事がChatGPT+Sunoで制作
2025年5月25日(日)12時50分 ITmedia NEWS
(第48回全国育樹祭 みやぎ2025公式Webサイトより、以下同)
知事がゴールデンウイーク中に「育樹祭を盛り上げたい」との思いから発案した。育樹祭公式サイトの内容などをChatGPTに入力し、歌詞を生成。歌詞をSunoに読み込ませ、女声のAIボーカルによる3分5秒の楽曲を出力した。制作時間は約15分。連休明けに県職員に提案したところ、イメージソングとして採用が決まったという。
「緑のたましい」は明るい曲調の楽曲。冒頭は「風は海を越え 森を渡り 光は未来を やさしく照らす」で始まり、各番とも「宮城の空へ 誓いあげよう 緑のたましい いつまでも」と締めくくられる。育樹祭の公式Webサイトから、無料で聴くことができる。
県は「緑のたましい」を育樹祭のイメージアップに活用する方針。公式WebサイトやSNSで公開する他、県機関での庁内放送、式典BGMにも使うという。
全国育樹祭は、森林の保全や育成の大切さを啓発する、全国規模の緑化推進行事。開催都道府県と国土緑化推進機構の共催で毎年秋に行われ、天皇・皇后両陛下が全国植樹祭で植えた樹木を、皇族が手入れする。宮城県での開催は今回が初めて。