得点力不足が問題も…チェルシーDFコルウィルは同僚FWに期待「間違いない」

　チェルシーに所属するイングランド代表DFレヴィ・コルウィルが、チームメイトのセネガル代表FWニコラス・ジャクソンの得点量産に期待を寄せた。28日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

　昨シーズンはプレミアリーグでクラブ史上最低勝ち点および最低得失点差の12位に終わるなど、不振に陥ったチェルシーは、今夏にマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招へいして今シーズンの挽回を狙っている。しかし、カラバオ・カップではブライトンを下して4回戦進出を果たしたものの、プレミアリーグでは6試合終了時点で勝ち点「5」の14位と低迷している。

　それでも、内容面では昨シーズンから大幅に改善し、ゴール期待値などではリーグ上位につけている一方で、得点数がわずか「5」にとどまっており、イギリスメディア『スカイスポーツ』ではゴール期待値よりも6.6ゴール少ない得点数はリーグ全体でワースト記録になっていることが伝えられるなど、決定力には大きな問題を抱えている。

　27日に行われたカラバオ・カップ（EFLカップ）3回戦のブライトン戦では9月の公式戦4試合目にして初めて得点が決まり、この1点を守り切って4試合ぶりの白星を飾ったチェルシー。今シーズンここまで全8試合にスタメン出場しているコルウィルは、ブライトン戦で今夏の加入後2ゴール目を挙げたジャクソンが今後得点を量産してくれると確信していることを明かした。

「間違いない。誰が何を言っているかは関係ない。雑音だけに耳を傾けてはならない。ピッチに出て自分たちの仕事をするだけだ。彼はそこに行き、ゴールを決め、チャンスも作っていた。すべてがうまくいけば、彼は僕たちのために何点決めてくれるのだろうか？　それが多くなることを僕は知っている。彼にとっても嬉しく思っているよ。これを続けてくれることを願っている」

　なお、リーグ戦では3試合未勝利の状況が続いているなか、リーグ3位と好調なブライトン相手に勝利を収めたことにコルウィルは「ブライトンはいいチームなので、勢いをつけるためにも非常に重要な勝利だった」と振り返りながら、今後の戦いへの意気込みも語った。

「僕たちはいい選手がいる優れたチームであることは誰もが知っているので、いいチームに勝つことで気分が高まるし、これを継続しなければならない。チームを助け、選手たちに勇気を与えるためにできることは何でもしたいと思う。今日からもう少しリーダーにもなりたい。すべてはタイミングだと思うし、すべてがうまくいけば、僕たちはとてもいいチームになっていると思うよ」