終盤の2得点でチェルシーが逆転勝利！　CL出場権獲得に向けて大きな白星をつかむ

　プレミアリーグ第33節が20日に行われ、チェルシーはフルアムのホームに乗り込んだ。

　来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得を目指すチェルシー。直近のリーグ戦2試合では、連続でドローに終わり、順位を7位に落としている。CL出場権を争うニューカッスルやノッティンガム・フォレストとの直接対決を残しており、勝ち点を落とせない試合が続いていく。

　試合は、一進一退の攻防のなかで迎えた20分、フルアムが均衡を崩す。敵陣でリース・ジェイムズからボールを奪うと、ライアン・セセニョンがアレックス・イウォビへつなぐ。ボールを受けたイウォビが左足を振り抜くと、シュートはゴールに吸い込まれ、フルアムが先制する。

　対するチェルシーは31分、ペドロ・ネトが左サイドを駆け上がり、鋭いクロスを入れるも、ニコラス・ジャクソンには合わず。その後もボールを保持する展開が続いたものの、フルアム守備陣の牙城を崩せず、1点のビハインドで前半を終える。
　
　後半に入ると、徐々にチェルシーがゴールに近づき始める。56分、ペナルティエリア内でニコラス・ジャクソンからネトへパス。ネトがシュートを放ったが、ベルント・レノに阻まれる。その後もペナルティエリア付近まで侵入するが、得点は奪えず、時間が経過していく。

　すると迎えた83分、途中出場を果たしたタイリーク・ジョージが同点ゴールを決める。敵陣ペナルティエリアに放り込まれたボールを拾うと、そのままダイレクトシュート。鋭いミドルシュートはネットを揺らし、スコアを1−1のタイに戻す。

　そして後半アディショナルタイム、チェルシーはついに逆転に成功する。マロ・ギュストのグラウンダーのクロスをネトが受けると、反転をしながら左足でシュートを決めた。そのまま試合は1−2で終了。終盤の2得点でチェルシーが逆転勝利を飾った。

　次節チェルシーは、ホームでエヴァートンと、フルアムは敵地でサウサンプトンと、それぞれ26日に対戦する。

【スコア】
フルアム　1−2　チェルシー

【得点者】
1−0　20分　アレックス・イウォビ（フルアム）
1−1　83分　タイリーク・ジョージ（チェルシー）
1−2　90分＋3分　ペドロ・ネト（チェルシー）