水原一平被告が判事に求めた慈悲 裏切った大谷翔平とデコピンを“支えた”愛妻に送った言葉「ひどく後悔しています」

2025年1月25日(土)6時0分 ココカラネクスト

大谷との関係性を構築する中で、家族との生活を捨てるように過ごしていたという水原被告。(C)Getty Images

 スキャンダルの影響はあらゆるところに波及している。

 いまだ余波が広まっているのは、ドジャースの大谷翔平の口座から1700万ドル(約26億5000万円)を不正送金したとして銀行詐欺罪と虚偽の納税申告で起訴されている元専属通訳の水原一平被告の起こしたそれだ。現地時間1月23日には米連邦検察が大谷への賠償金1697万ドル(約26億3035万円)の支払いと、4年9か月の禁固刑を求刑し、ふたたびお茶の間の関心を集めた。

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 ショッキングな事件だった。昨年3月に大谷の資金を盗用したとしてドジャースから契約解除となった水原被告は、複数の罪で連邦当局から訴追され、司法取引に応じて6月に行われた有罪答弁で有罪を自ら認定。他でもない大谷が「一番お世話になった方」としていた“名通訳”の裏切りは、球界のみならず、世界を震撼させた。

 無論、影響は罪を犯した側の周辺にもあった。現地時間1月23日に米メディア『The Athletic』が伝えたところによれば、水原被告は裁判所の判事に向けた減刑を求める手紙を執筆。その中で妻をはじめとする家族への想いが綴られた。

「私は妻に多大なストレスと苦労をかけました。妻は米国税関で一晩中拘留されたことが2回、頻繁な往来が疑わしいとされて1度だけ強制送還もされました。妻は、これらの経験が本当に恐ろしく、トラウマになったと語っています。その結果、妻は2022年いっぱい米国に来ることができませんでした。今振り返ってみると、ギャンブルは、妻に会えない1年で生じた心の穴を埋めるのに役立ったと思います」

 また、水原被告は、自身の妻が大谷のサポートをする上で「大きな役割を果たしていた」とも告白。一緒に過ごす時間がほとんどないという過酷な労働環境にあった中で、その妻が夕食の調理や愛犬(デコピン)のお世話、大谷の爪のメンテナンスもしていたとも明かし、「今回のような想いをさせたことをひどく後悔しています」と懺悔した。

「自分が人生に影響を及ぼす決断をしたことを理解しています。そして、自分の行動を弁解するつもりもありません。いかなる形であれ、自分の行動を正当化しようとしているわけではありません。ただ、私は、変化できる人間として見てほしいのです。謝罪しても過ちは解決しないと思います。私は結果を受け入れる覚悟があります。私は判決に関して、裁判所に少しの慈悲を願っています」

 大谷に対する謝罪はもちろんのこと、家族に対しても猛省した水原被告。判事に“慈悲”を求めた彼に、最終的な判決が下されるのは2月6日の予定となっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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