プレーはすべてチームのために…MFデ・パウルが示した献身性「最も重要なのはアトレティコの調子だ」
2025年1月29日(水)18時57分 サッカーキング
好調アトレティコを牽引するMFデ・パウル [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ・リーグフェイズ第7節終了時点で、5勝2敗の5位につけるアトレティコ・マドリード。昨夏に敢行した大型補強の成果もあり、悲願のビッグイヤー戴冠に向けた“第一関門”の突破は決めている。あとは、29日に行われる第8節ザルツブルク戦で、勝利さえすればラウンド16へのストレートインも確定する状況だ。
そんなザルツブルク戦に向けた、前日会見に出席したデ・パウル。レヴァークーゼンとのストレートインを巡る直接対決となり、劇的な逆転勝利を収めた前節に対して、今節の対戦相手はすでに敗退が決まっている中、同選手は「前節よりモチベーションが下がるとは思わない。チャンピオンズリーグには強敵が揃っているのだから、僕たちは勝ってトップ8入りを果たしたい」と気炎。続けて「対戦相手のすべてのことに集中する。彼らは若くてダイナミックなチーム。ファンの前で勝利して、この大会に別れを告げたいと思っているだろう。大きなエネルギーを持って臨んでくる」と一矢報いようとする対戦相手を警戒した。
昨年10月末から続いた公式戦連勝は、18日にレガネスに敗れて『15』でストップしたものの、クラブ史上最長の記録となった。とりわけ、この絶好調なチームにおいて中盤で存在感を発揮したデ・パウルは、中心選手の地位を築いたとも言えるが、「僕は、常にチームの重要な一員だと自覚しているし、またそのように感じさせることもできたと思う」とした上で、「グループでは全員が役割を担い、それを果たそうとしている。自分のキャリアにおいて、現状に一度も満足したことがない」としつつ、「心地よくて幸せだよ。自分の仕事がうまくいったり、それを評価してくれる人がいれば満足感を得られるのは確かだけど、最も重要なのはアトレティコの調子がどうなっているかなんだ。今は非常に好調だね」と称賛されるプレーもなにもかも、すべてチームを勝たせるためのものだと語っている。
チームに対する献身性…まさに“チョリスモ”を体現するデ・パウルは、今夜もアトレティコのためだけに戦うのだろう。