「1軍でもう1回返り咲いて」燕の“鉄腕”復活へ 捕手も絶賛した「アウトローへの原点能力」

2025年2月5日(水)6時30分 ココカラネクスト

清水昇が今季の復活へ決意をにじませる(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext

 ヤクルトの清水昇が沖縄・浦添キャンプで熱のこもった投球を見せた。2月4日にブルペンで50球を投げ込み、今季の「復活」へ向けて順調に調整を続けている。

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 清水は2020年、21年と2年連続で最優秀中継ぎを獲得し、20年〜23年と4年連続で50試合以上に登板してきた“鉄腕”だが、昨季は17試合で0勝3敗2セーブ、防御率7.27と本来の力を発揮できずに終わってしまった。

 開幕へ向けて守護神争いが過熱しそうなチーム状況だが、清水はそれを意識することなく前へ進む。「昨年1軍で投げられなかった部分を“獲りにいきたい”という気持ちがある。守護神とかセットアッパーというよりも、まずは1軍で今年もう1回返り咲いて、そこからだと思う。まずは自分のアピールを続けられたらいいなと思っています」と、1軍の舞台での巻き返しを誓った。

 キャンプインし「ケガなく投げられて走れてができているので、そこは順調にきているのかなと思います」と話し、「1年間143試合、全部ベンチに入れたらそれが一番いいと思う。そこだけは目指してやっていきたい」と、今季へ向けて決意をにじませた。

 この日、清水のボールを受けた捕手の松本直樹は「(ボールが)指にかかっていましたし、低めにいい制球ですごく強い球がきていた。アウトローへの原点能力は彼の一番いいところ。本人も意識して投げていた。それができていたので、めちゃくちゃ良かった」と、絶賛した。

 持ち味を見せつけた清水について「期待しててください」と笑顔を見せた松本。チームメイトも「復活」を心待ちにしている。

 今季のチームスローガンは、1997年にリーグ優勝と日本一に輝いて以来28年ぶりに「捲土重来」に決まった。まさに清水個人も、再び輝きを取り戻すシーズンにしたい。背番号「17」が、チームを3年ぶりの頂点へと導く。

[文:別府勉]

ココカラネクスト

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