【WBC】世界一経験者の岩村明憲氏が山田哲人に求めるモノ「野手の中でも大事な立場」「プレー以外でも伝えられる」

2023年2月12日(日)16時30分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 3月に控えるWBCで世界一を奪還するために、最強の布陣が国内外から侍ジャパンに招集されている。セ・リーグ2連覇を果たしたヤクルトからも5名の選手が選ばれた。その中でも2大会連続の出場となる山田哲人内野手(30)には、様々な面での活躍が期待されている。

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 そんな山田について、現役時代に東京ヤクルトスワローズや東北楽天イーグルス、メジャーリーグのタンパベイ・レイズなどで活躍し、現在は独立リーグの福島レッドホープスで球団社長兼監督として活動している岩村明憲氏が見解を語った。

 2006年、2009年と2大会連続でWBC優勝に輝いた岩村氏。古巣であるヤクルトの春季キャンプを訪れ、日本代表戦士たちの状態をチェックした。キャンプでの山田の状態について同氏は、「順調に調整できているんじゃないかなと。キャンプも第2クール最終日で、疲れが溜まってきていることもあって、山田も『1番良くなかった』と言っていましたが、今は少し身体にハリが出てくる時期。自主トレをしっかりやってきたとしても、ユニフォームを着て、人前でプレーすると緊張もあって疲れがでる。それを加味した上でも順調に来ていると思います」と調整ぶりを評価した。

 さらに、「身体の張りはあるといっていたけど、すごく表情も充実していて、何よりも安心した。代表合宿に合流すれば、自分の役回りも分かってくるだろうし、そこからじゃないかな」と、代表合流後をひとつの注目ポイントに挙げた。

 今回のWBCで山田に期待されるのは、やはり前回大会での経験だろう。

「山田選手はメジャーでも通用するような成績を残してきてるわけだから、気負わず自信を持ってやってくれれば、どのポジションでも結果は出ると思う。まだまだスピードもある。野手の中でも大事な立場になるだろうし、ずっと国際大会を経験していることをプレー以外でも伝えられると思う」

 岩村氏は山田の”価値”をそう表現し、プレー面だけでなく、チームの潤滑油的な役割も求めた。短期決戦の国際大会では、団結力が大きくモノをいう。猛者揃いの今回の侍ジャパンでどんな役割を担うか分からないが、いずれにせよ山田は全力でチームに貢献してくれることだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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