「修正した方が良くなる」球界OBが注目する巨人・オコエ瑠偉の本格覚醒の条件

2023年2月13日(月)19時1分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 プロ野球の春季キャンプも半ばに差し掛かろうとしている中、各球団を視察する球界OBのコメントが各メディアで伝えられている。

 特に今季、V奪還を目指す巨人は例年の様に注目度も高く、チーム再建の最中であることからも、多くの関係者が足を運んでいるようだ。現役時、ヤクルトで19年間の現役生活を送り通算2133安打を記録した、宮本慎也氏も巨人キャンプ地の宮崎入りを果たしており、YouTubeチャンネル『野球いっかん!』において、それぞれの選手の様子などをレポート。さらに、今季の飛躍が期待される若手に対しても言葉を投げかけている。

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 2月12日配信の「WBC出場の岡本選手の状態の良さが目立つ。増田陸選手への期待。D4位門脇選手のショート守備はイケる」の中で宮本氏は、岡本和真(26)の状態について「岡本は形も良いしスイングが強い。WBCもあり早くから仕上げてきている」と絶賛。

 また今季の戦力について、野手陣では「若い選手がどれだけ食い込めるか」がポイントとなるとして、秋広優人(20)、萩尾匡也(22)、門脇誠(21)の名前を挙げた。他にも「プレースタイルが好き」と評する増田陸(22)には、「バッティングは良さそう。後は守るところを探さないと」と活躍を期待する言葉を続けた。

 さらに気になった選手として、今季より巨人の一員となったオコエ瑠偉(25)についてもコメントしており、宮本氏は実際に目の当たりにした印象として「デカい」を連発。さらにフリー打撃時のバッティングのパワーにも驚いたと振り返っている。

 その一方で「身体のバランス的に言うと、バッティングフォームではピッチャー寄りに頭がいっちゃう(移動する)」と指摘、その上で「そこは修正した方がバットの出が良くなると思う」と打撃時の改善点に言及している。

 新天地でプロ7年目のシーズンに挑むオコエは、今回のキャンプでは初日より原辰徳監督(64)から直接指導を受けたことも報じられたことからも、特に打撃面で期待が寄せられていることは明らかだ。指揮官も「やっぱり、いいものを持っている」として、その打撃センスには太鼓判を押している。

 だが、オコエが出場の機会を得るには激戦区である外野陣に割って入りこむ必要があることは言うまでもない。丸佳浩(33)やウォーカー(31)、新外国人ブリンソン(28)などレギュラー候補や、秋広、増田陸、浅野翔吾(18)等、同じくポジション獲得を目指す若手との熾烈な競争に打ち勝たなければ、レギュラーの座は遠いままだ。

 宮本氏は動画の中で、キャンプ中に2軍行きを命じられた巨人の若手プレーヤーに苦言を呈しており、選手にはこの時期より高い意識を持つように求めている。今季に懸けるオコエも、このキャンプでどれだけアピールしパフォーマンスを上げていけるか、ポジション獲得への強い覚悟が必要となることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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