プロ2年目シーズンに臨む阪神・森下翔太 高木豊氏が指摘する「フォーム改造の分岐点」とは

2024年2月14日(水)17時46分 ココカラネクスト

今季も勢いのある打撃が期待される森下(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 初のリーグ連覇に向けどんな戦いを今季の阪神が見せるのか。現在行われている春季キャンプでもナインが熱心に練習に取り組む様子が伝わってきている。

 大事なリーグ連覇に向けキーマンの一人は森下翔太の名前もあがる。昨季ルーキーイヤーながら豪快なフルスイングを持ち味とし、10本塁打をマークしたことも話題を呼んだ。オリックスとの頂上決戦では新人の歴代最多打点となる7打点をマークと勝負強さを示した。

【阪神】『今年の佐藤輝明は昨年よりも期待できる』明らかな変化が!!『試合になると様子が変わる』岡田監督も心配する森下のバッティングは大丈夫?キャンプで見た2選手についてお伝えします!!

 その森下はオフにフォーム改造に取り組んだ。従来と比べて体全体を使ってボールを飛ばすことをイメージした新フォームに取り組んでおり、バットもメジャーで安打製造機として知られたピート・ローズ型の新バットを春季キャンプに持ち込んでいるという。

 なかなか打球が上がらないことで首脳陣が不安視する場面もあったが、懸命に新たなチャレンジを続ける若武者には球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球評論家として活躍する高木豊氏は2月13日に自身のYouTubeチャンネルに「【阪神】『今年の佐藤輝明は昨年よりも期待できる』明らかな変化が!!『試合になると様子が変わる』岡田監督も心配する森下のバッティングは大丈夫?キャンプで見た2選手についてお伝えします!!【プロ野球】」と題した動画を更新。沖縄・宜野座キャンプを訪れた際に感じた2選手の様子について語っている。

 まず3年連続20本塁打をマークしている佐藤はここまで実戦2試合で4の4と好調をキープしている。オフに米国のトレーニング施設ドライブラインで武者修行に励んだことも伝えられているが、「自分が持っているレベルをあげようとしている」と高木氏も意識の変化が見られるとした。

 また昨年存在感を示した森下については新フォームに関して「自分のものになっていないかわからないけど、練習と試合では形が違うんだよね」とコメント。取り組んでいるフォームがまだ試合では一定していないと指摘する場面も。

 その上で岡田監督も「結果を見て判断しないと。彼らが考えたことだしね」と個々の取り組みを認めていたとした上で、あまりに結果が伴わないようでは、どこかのタイミングで元のフォームに戻す必要性も出てくると指摘。

 その〝分岐点〟に関しては、「本人が納得した結果がついてくるのか」、「チームに求められる結果がついてくるのか」によって、変わってくるとして、今しばらく本人のチャレンジを見守りたいとした。

 その上で高木氏は今回の森下の取り組みに関しては、「自分が考えてアレンジして、結果を残していくのは大事なことなんで」とプロ野球人生を送る上では非常に大事なことを行っているともコメント。球界OBの立場から寄り添う姿勢も見せた。

 今回のフォーム改造が実を結ぶことを「祈っている」としながら、「できなかったときに戻すのは大事だから」と冷静に取り組むことを求めた。

 昨年38年ぶりの日本一を果たしたチームでは指揮官も長打力を求めている。ともに一発がある佐藤、森下のパフォーマンスは連覇を目指す上でも大事なピースとなる。両選手の開幕への道筋も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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