ヴィラvsアーセナルの一戦で”場外バトル”勃発？　スタッフ同士が試合中に”衝突”か…FAが調査へ

　プレミアリーグ第24節アストン・ヴィラvsアーセナルの一戦で、両チームのスタッフの間で口論が勃発していたようだ。20日、『アスレティック』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。

　現地時間18日にアストン・ヴィラの本拠地『ヴィラ・パーク』で行われた一戦は、ホームチームが1点リードを前半を折り返すも、猛反撃に出たアーセナルが後半だけで3得点を記録。最終的にはアーセナルが4−2で勝利を収め、リーグ戦4試合ぶりの白星で見事首位に返り咲いた。

　ピッチ上で激しい攻防が繰り広げられたアストン・ヴィラvsアーセナルの一戦。しかし、そんな熱戦の裏側では両チームのスタッフ同士による”場外バトル”も勃発していたようだ。報道によると、この試合の後半途中にアストン・ヴィラでアナリストを務めるビクター・マナス氏と、アーセナルのアナリスト兼コーチであるミゲル・モリーナ氏の間で口論が発生。18日の『スカイスポーツ』は、「身体的な衝突が起こった」とも伝えている。

　マナス氏とモリーナ氏の”場外バトル”は、後半アディショナルタイムにGKエミリアーノ・マルティネスのオウンゴールでアーセナルが逆転に成功した直後に発生した模様。激しく喜びを露わにするモリーナ氏の姿を目撃したマナス氏が、その喜び様に激怒したことが原因であると伝えられている。なお、モリーナ氏はその後、スタジアム係の介入によりプレス席からの退席を余儀なくされたようだ。

　イングランドサッカー協会（FA）はこの件に関しての調査をすでに開始した模様。今後の調査結果によっては、アストン・ヴィラとアーセナルに処分や制裁が下される可能性もあるようだ。なお、この”場外バトル”について問われたアーセナルのミケル・アルテタ監督は「彼（モリーナ氏）とは話していない。スタンドで起きた出来事と同じように、我々は状況を注視して対処する。必要であれば行動を起こすだろう」とコメント。アストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督も「私はその出来事を見ていないが、聞いてみるつもりだ」と語っている。