ステップアップ移籍?リーズ田中碧の去就巡り「軽蔑された」英識者の発言炎上
2025年5月28日(水)6時12分 FOOTBALL TRIBE

日本代表MF田中碧はリーズ・ユナイテッドに残留し、2025/26シーズンにプレミアリーグでプレーする可能性が考えられる。そんな中、現地識者による退団予想が物議を醸しているようだ。
かつてアーセナルやセルティックでプレーしていたイングランド代表OBのイアン・ライト氏は5月27日、海外メディア『オプタス・スポーツ』の番組に出演した際、田中の去就に言及。「リーズでの注目選手は田中だ」と前置きした上で、「もし彼がプレミアリーグでも今シーズンのようなプレーをすれば、(リーズでのプレーは)長くは続かないだろう」と、将来的な移籍の可能性を指摘している。
このライト氏の発言を受けて、現地では批判が噴出。リーズの専門サイト『モットリーズニュース』は「ライト氏の発言により、リーズは軽蔑された」として、「リーズは来シーズン苦戦するかもしれないが、成功するための財政的支援はある。田中が好調なスタートを切った場合にチームを去るという見方には納得できない」と、同氏への怒りをにじませている。
現在26歳の田中は、川崎フロンターレやフォルトゥナ・デュッセルドルフ等を経て、2024年夏にリーズへ加入。イングランド挑戦1年目の2024/25シーズンは、リーグ戦43試合の出場で5ゴール2アシストをマーク。中盤に欠かせない戦力として、クラブのプレミアリーグ昇格に大きく貢献しただけに、周囲から称賛の声が相次いでいる。
なお、田中とリーズの契約期間は2028年6月30日まで。現地メディア『リーズ・ユナイテッド・ニュース』では5月はじめに「田中はプレミアリーグでフィジカル面での耐性など、あらゆることが試される」と、日本代表ミッドフィルダーがプレミアリーグの舞台で苦戦することを予想しているが、現時点で他クラブからの関心やオファーは報じられていない。