ACLE上海申花vs川崎フロンターレで…DAZNが誤情報発信

　AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）ラウンド16・1stレグの上海申花（中国1部）対川崎フロンターレが5日、上海体育場で開催。インターネット動画配信サービス『DAZN』で独占生配信されたが、同サービスの公式Xアカウントによる投稿内容に誤りがあったという。

　DAZN公式Xアカウントでは、日本時間21時12分に選手入場のシーンが約1分間の動画によりアップ。「大アウェイで7万人超の大観衆が見守るなか川崎Fが上海申花との第1戦に臨む」と投稿されているが、動画では空席が目立つ上海体育場バックスタンドの様子も捉えられていただけに、試合開始直後から「さすがに7万人はない」などのリポストが。「7万人超の大観衆」という投稿内容に対する疑問の声が湧き起っていた。

　すると後半途中、試合会場の大型ビジョンで「ATTENDANCE 20,837」というアナウンスが。バックスタンド以外のエリアでも空席が目立っていただけに、試合中や試合後も「公式発表は2万人ちょっとだけど」など、DAZNのSNS投稿に対する指摘が相次いでいる。

　なお上海対川崎では、上海が76分に日本代表DF高井幸大のオウンゴールで先制すると、そのまま逃げ切って勝利。川崎の攻撃陣はFW山田新、MF脇坂泰斗ら主力選手スタメン出場もシュート5本に抑えられた。

　相次ぐ月額料金の値上げ、広告CMの多さ、同時視聴制限などで批判を浴びていたDAZN。ACLEをはじめアジアサッカー連盟（AFC）主催大会を独占配信しているが、上海対川崎の試合情報に関するSNS投稿で再び注目を集めている。