「世界一美しい盗塁」決勝戦も「神走塁」が話題に!光った山田哲人の「勇気」【侍ジャパン】

2023年3月22日(水)14時5分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦(マイアミ・ローンデポパーク)を米国と戦い、3ー2と下し、14年ぶりの世界一に輝いた。

 投げては今大会、チーム最少防御率となった鉄壁の侍投手陣が最少失点に抑え、打っては村上宗隆、岡本和真に本塁打が飛び出すなど、メジャーリーガーが勢ぞろいした米国代表相手に力と力のぶつかり合いを制し、第2回大会以来の覇権奪回となった。

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 光ったのは日本が誇る、足をからめた攻撃にもあった。「7番・二塁」で先発出場した山田哲人は2点リードで迎えた6回2死無走者の場面、四球で出塁すると、続く源田への初球で右腕アダムのモーションを完璧に盗み、悠々と二盗を成功。世界最強捕手の呼び声高いリアルミュートの強肩も阻み、しっかり仕事をしてみせた。

これにはテレビ解説を務め、ヤクルトOBでもある古田敦也氏が「(投手が)クイックないというデータをしっかり頭に入れてたんでしょうね。完璧な盗塁でしたね」とたたえた。山田は8回にも盗塁を決め、いずれも得点にこそ結びつかなかったものの、足でしっかり米国チームにプレッシャーをかけた。

 これにはネット上も「世界一美しい盗塁」「やはり頼りになる!」と大盛り上がりとなった。

 今大会では準決勝で代走を務めた周東佑京のあまりにも早すぎる走塁シーンが「神走塁」と話題となったが、日本が誇る足のスペシャリストたちもしっかり側面から日本の快進撃を支えていた。

 山田は本大会に入るまでは不振に悩まされ、1次ラウンドでは牧秀悟と併用だったが、アメリカに渡って準決勝以降はスタメンに起用された。国際大会に強いという前評判通り、走攻守にわたって存在感を示した。

 世界一達成には「めちゃくちゃ嬉しいですね。それを目指してきたので、達成できて良かった」と感慨をにじませた。

 さらに今大会では声だし応援が解禁、自身の応援歌を久々に聞いたことで「ちょっと聞き入ってしまって。初球から振れないな、ちょっと待とうかなと思ってしまった」とファンの応援の力にも後押しされたと話していた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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