ダルビッシュ有、将来の日本ハム監督候補に浮上 WBCでのリーダーシップに称賛続々

2023年3月28日(火)16時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 陰のMVPと言ってもいいでしょう。

 侍ジャパンの最年長としてチームを牽引したパドレスのダルビッシュ有投手です。メジャーリーガーの中では唯一、2月の宮崎合宿から参加。寒さの中での調整などハンデを背負いながらも、自らのコンディションよりもチームをまとめることを最優先しました。

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 若手とのコミュニケーションも進んで取ることで、日に日にチームはまとまっていき、強い結束力で世界一へと上り詰めました。

 スポーツ紙のデスクは言います。

「WBCは『大谷による大谷のための大会だった』なんて書かれていますが、それはすべてではないと思います。大谷が合流する前に、ダルビッシュが宮崎でしっかりとチームの一体感を醸成したからこそ、侍ジャパンは一つになれた。確かに結果としては大谷の功績は大きいけれども、『数値化できない』貢献度からすれば、ダルビッシュが陰のMVPと言っても差し支えないと思いますよ」

 大会期間中、腰や左の股関節に不安を抱いていたことを明かしたダルビッシュ。しかし、そんなことをおくびにも出さず、堂々とナインをまとめ上げた手腕へと、あらためて熱視線を送る人々が北の大地にいるといいます。

「古巣である日本ハムの上層部は、WBCでのダルビッシュの統率力をとても頼もしく見つめていたと聞きます。まだまだしばらくはメジャーで活躍すると思いますが、将来的に監督のオファーを出す可能性は十分あると見られています」(前述のデスク)

 ダルビッシュは2011年のシーズン終了後、メジャーに移籍してからも日本ハムとは良好な関係を築きあげ、自らを育んだファイターズへの思い入れも人一倍です。

「ダルビッシュは情や誠意といった要素を大事にする男ですから、引退後はファイターズのユニホームに身を包んでエスコンフィールドで指揮を執ることも考えられます。北海道の人々にとって、どれだけメジャーで活躍してもダルビッシュは『ウチの子』という感覚がある。メジャーで得た最新の科学的な知見を取り入れ、選手のフィーリングを大切にした、熱いチームを作り上げるのではないでしょうか」(前述のデスク)

 大会後、日本ハム時代に師弟関係にあった吉井理人コーチが発したこの言葉が、ダルビッシュの指導者としての適性を表しています。

「ダルビッシュがすごく手伝ってくれて、彼の一言で一気にまとまった。コーチとしては楽な仕事でした」

 夢は正夢になるか。随分と先ですが、その時を心待ちにしたいものです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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