レプソル・ホンダ、M.マルケスへのペナルティ修正に対して声明発表「レギュレーションに合致していない」
2023年3月30日(木)5時13分 AUTOSPORT web

3月29日、MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、第1戦ポルトガルGPで他車を巻き込み転倒したマルク・マルケスにペナルティが科されたが、その後に修正されたことに対して声明を発表した。
スチュワードパネルは開幕戦の決勝後の26日夜に、3周目の3コーナーでミゲール・オリベイラを巻き込みクラッシュしたマルケスに対して、危険をもたらす無責任なライディングがあったため『第2戦アルゼンチンGP』で開催されるレースで、ダブルロングラップペナルティを与えるとアナウンスしていた。
しかし、マルケスが第2戦アルゼンチンGPを欠場することが27日に発表されたことで、翌28日にはスチュワードパネルが再度プレスリリースを発行。マルケスの怪我と欠場を考えて、ダブルロングラップペナルティはマルケスが『参戦できる次のレース』で科すと文書を修正した。
この通告を受けて、レプソル・ホンダ・チームは以下のように声明を発表した。
「ペナルティの修正は、いつペナルティが適用されるべきかについての基準を変更しており、この修正が最初の制裁が最終決定した2日後にFIMによって発せられたことが、MotoGP世界選手権に関するFIMの現行レギュレーションに合致していないと考えている」
「このため、レプソル・ホンダ・チームは、最新の決議により侵害されたと考えられる我々の権利と正当な利益を守るため、現行のレギュレーションが提供するあらゆる手段を用いるつもりであり、特にFIM上訴審査委員会に対して正式に上訴する」
これに対して、現時点ではFIMからさらなるアナウンスはされていない。