31歳“流浪人”左腕は「とにかく生き残ろうとしていたんだ」 ド軍移籍前は鳴かず飛ばずで「引退寸前」の境地に
2025年3月31日(月)16時20分 ココカラネクスト

バンダはドジャース移籍前は引退寸前だったと明かした(C)Getty Images
開幕から5連勝のドジャースのブルペンを支えるアンソニー・バンダについて、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が、ドジャース入団前は鳴かず飛ばずで「引退寸前」だったと明かしたことを伝えた。
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同メディアは「アンソニー・バンダは、ロサンゼルス・ドジャースのリリーフ投手として常にスター選手だったわけではない。彼は以前、メジャーリーグの流浪人だった」と記し、ダイヤモンドバックス、レイズ、メッツ、パイレーツ、ブルージェイズ、ヤンキース、ナショナルズの7球団でプレーしていたことを紹介した。
「バンダは2017年にMLBデビューを果たしたが、ドジャースに入団する前は開幕ロースター入りしたのは1度だけだった」とし、2023年にナショナルズでバンダはわずか10試合の登板で、防御率6.43を記録。3Aのコロンバスでは防御率は7.58にまで膨れ上がった」と綴った。
「2023年シーズンを通してのバンダの苦闘は、左腕が野球から離れることを考えるきっかけとなった」というが、ドジャース専門メディア『Dodger Insider』の中で「心の中の小さなやつが『おい、続けよう。続けよう』って感じだったんだ。とにかく生き残ろうとしていたんだ」と、心の中で自問自答したことを明かした。
そんな心境の中で、バンダはドジャースにトレードされると「彼のキャリアは飛躍的に伸びた」と指摘。「2024年シーズンはバンダにとって断然最高の成績で、防御率3.08、50奪三振、与四球18、2セーブを記録した」とし、「ポストシーズンを7.1イニングで防御率1.23で終えた彼は、野球界で最も優れたハイレバレッジリリーバーの一人と言えるだろう」と、31歳左腕の昨季の飛躍を称えていた。
記事では、ドジャースは投手育成に優れ、最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援をしている球団として評判を得ていると、バンダにとってドジャースに移籍したことが大きな転機となったことを伝えた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]