巨人・ブリンソン 指揮官もあきれたボーンヘッド 新助っ人にささやかれる走塁ミス以外の「大きすぎる穴」
2023年4月7日(金)11時32分 ココカラネクスト

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6日のDeNA戦(横浜スタジアム)、巨人は0−4の完封負けとなったが、周囲をあ然とするプレーを見せたのは新外国人のブリンソンだ。
この日「6番・中堅」で出場したブリンソンは2回一死一塁の場面で打席に入ると、左中間を破る大きな当たりに快足を飛ばして、勢いよく二塁を回って三塁を狙ったが、一走の岡本和は三塁でストップ。慌ててブリンソンは二塁に戻ったが、二、三塁間で挟まれた。
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挟殺プレーとなり、やむなく押し出される形で岡本和は本塁を狙ったがタッチアウト。悲劇はさらに続く。ここでブリンソンは天を仰ぎながら三塁ベンチに戻ろうと三塁ベースを離れ、タッチアウトとなった。明らかにアウトカウントを間違えており、記録は二塁打も、暴走&アウトカウント間違いという2つの凡ミスで絶好の先制チャンスを逃す失態を見せた。完全なボーンヘッドとあって、試合後の原監督も「2度と起こってはいけないプレー」と厳しい目を向けた。
開幕後は無安打が続き状態が心配されるも、最近は当たりが出始めていた矢先のこと。ブリンソンも「言い訳の余地がなく自分のミスです」と反省しきりだったが、助っ人野手には違った点でも不安材料が浮上している。
走攻守3拍子そろった野手として鳴り物入りで入団したが、大事なセンターラインを守る守備に不安をのぞかせている。
ときに捕球、送球時に緩慢な動作を見せる守備には、他球団もすでに目をつけ、センター付近に飛んだ時には一つ先の塁を狙う「ブリンソンシフト」も敷いている。昨年主に左翼を守ったウォーカーも送球難に悩まされたが、当時は外野守備走塁コーチを務めた亀井コーチの熱烈な指導により改善されたとあって、ネット上では早くも「亀井コーチの出番だろう」という声も上がる。
さらにこのままの状態が続くようであれば、体への負担軽減を目的とし右翼コンバートした丸佳浩が中堅をカバーすることも増えることが予想されるとあって、早めに手を打ちたいところ。開幕2カードを消化し、3勝3敗と貯金もなくなったチームはほころびを整備しながら進んでいく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]