「まるで子どものサッカーだった」黒星続きのリバプールをクラブOBが酷評 プレミア制覇を逃したら「我々は笑いものだ」

2025年4月9日(水)5時39分 ココカラネクスト

リバプールが優勝の最右翼であることに変わりはないが…(C)Getty Images

 プレミアリーグ首位を走るリバプールは現地時間4月6日、リーグ第31節でフラムと敵地で対戦し、2‐3で敗れ、今季2敗目を喫した。先月のチャンピオンズリーグ(CL)とカラバオ杯の敗退も含め、公式戦ここ4試合で3敗と、シーズン終盤で黒星が重なる結果となっている。

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 フラム戦では序盤で先制した後、前半で3点を奪われるというまさかの展開に。そこからビハインドを跳ね返すことができず、リーグ戦でおよそ7か月ぶりとなる黒星が記録された。リバプールはこの試合を終え勝ち点73、2位アーセナルの62とは11の差があるためリーグタイトル獲得に向け優位は変わらないものの、このショッキングな内容での敗戦を受け、現地では危機感を訴える声も上がっているようだ。

 1980年代にリバプールでプレーし、元アイルランド代表としても活躍したジョン・オルドリッジ氏が、リバプールの現状を分析。同氏による見解が、クラブ地元メディア『LIVERPOOL ECHO』により伝えられている。

 リーグ今季2敗目を喫したフラム戦の内容についてオルドッジ氏は、「前半のパフォーマンスには本当に驚かされた。ゴールを除けば、あまりにも雑だった。まるで子どもがやっているようなサッカーだった」などと酷評。また、苦戦が目立つ最近の戦いぶりには、「他のチームや監督たちがアルネ・スロットの戦術を読み解いてしまった可能性もある」などと指摘する。

 また、残り7試合となったリーグ戦で、首位の座も安泰ではないと見込むオルドリッジ氏は、最終盤の35節での対アーセナル戦までの戦いが重要であると強調。勝ち点差があるとしながらも、「アーセナルがアンフィールドで我々を倒したら、流れは完全に向こうに傾くかもしれない。それまでの4試合の結果次第では、アーセナルに上回られる展開にもなりかねない」と警鐘を鳴らす。

 さらに、「選手たちはこの状況を理解しなければならない。もしこれを取りこぼすようなことになれば、我々は笑いものになってしまう。それは絶対に避けなければならない。次のウェストハム戦は、今季最も重要な試合になる」と呼びかけている。

 他にも、主力選手のプレーにも懸念を示し、「モハメド・サラーと(フィルジル・)ファン・ダイクのここ数試合のパフォーマンスも気がかりだ」と主張。ともに、来季以降での去就が注目されていることも踏まえ、「契約の話が関係しているのかどうかは分からない」などと論じている。

 開幕以降、独走状態を築いてきたリバプールはここからさらに勢いを失ってしまうのか。今季のチームにとって唯一、残されたタイトルであるリーグ制覇に向け、踏ん張りどころであることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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