韓国の＂逸材＂キム・ヘソンは昇格間近か　米メディアも注目「ドジャースは長年の内野手をセンターで使えるか、試している」

キム・ヘソンはメジャーの舞台に昇格できるか(C)Getty Images

　ドジャースに新加入した”韓国の至宝”キム・ヘソンの存在が注目されている。

　今季からチームに入団したキムは開幕前も1軍ロースターに入るかが注目されたが、オープン戦で結果を残すことができずにマイナーで調整を行ってきた。

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　しかし、ここにきて状態を上げているようだ。8日（日本時間9日）に行われた試合に「1番・中堅」で先発出場すると6打数3安打の猛打賞、3打点と活躍した。打率は・308まで上昇、OPSも・873となった。
　
　キムの活躍には米メディアも注目。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カマラス記者は同サイトに「ドジャースは長年の内野手をセンターで使えるか、試している」とタイトルを付けた記事を掲載、キムに対してのチーム構想を語っている。

　韓国では二塁手としてゴールドグラブ賞に輝くなど高いパフォーマンスを示したキムに対し、チームは「外野、とくに中堅のポジションをこなせるのか見極めようとしている」と伝えた。

　実際に8日（同9日）の試合でもキムは中堅に入ってプレーしており、ドジャースはセンターを守るアンディ・パヘスが同日のナショナルズ戦では本塁打を含む3打数2安打、1打点と当たりを見せたが、ここまで不振に悩まされている。

　同記事では開幕から中堅を守るパヘスに関して攻撃面、守備面、走塁面とすべてで「苦戦している」としながら、特に打球の目測を誤るなど、拙守として注目された6日（同7日）のフィリーズ戦のプレーを取り上げるなど、厳しい目を向けた。

　苦しむパヘスに代わってキム・ヘソンを中堅に起用するか、もしくは好調な二塁を守るトミー・エドマンを中堅に再度コンバートして、キムを二塁で起用したほうがいいのか、「ドジャースは明らかに確認したがっている」とした。

　記事の最後では「いずれにせよ、3Aで好調なキム・ヘソンにはメジャー昇格の見込みが十分に立っている」と昇格は時間の問題とも伝えている。

　パヘスの守備難も目立っていることで今後大事なセンターラインで入れ替えがあるか。チームにはほかにも不振に悩まされている選手も多いことから、同選手には関心が高まっており、合流を期待する声も上がり始めた。引き続き、存在が注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]