大谷翔平の快速を止めた名手コレアの“爆肩” 紙一重の攻防にド軍戦士も感嘆の声「あそこで戻って来れるのはショウヘイだけ」
2024年4月11日(木)16時0分 ココカラネクスト
守備の名手としても知られるコレア。その強肩ぶりに反響が相次いでいる。(C)Getty Images
チームを救う紙一重のワンプレーだった。
話題となっているのは、現地時間4月10日に行われたドジャースとツインズの一戦で名手カルロス・コレアが披露した“爆肩”である。
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3-2とツインズが1点をリードした7回2死一塁での局面だ。二塁封殺となって一塁上に残っていた大谷翔平は、続くフレディ・フリーマンが右翼線に二塁打を放った際に、猛スピードでダイヤモンドを激走。約10.89秒で一気に本塁に突入したが、外野からの返球で中継役を担ったツインズの遊撃手コレアが鋭くバックホーム。
ホームベース上でのタッチプレーに一度は「セーフ」とされたが、直後に行われたビデオ判定の結果、ジャッジは覆り、大谷はアウトとなった。
大谷の脚力もさることながら何よりも凄まじかったのは、コレアの強肩ぶりだ。MLBのサラ・ラングス記者のXによると、29歳のカリスマ遊撃手が放った本塁への送球は92.2マイル(約148.4キロ)を計測。まさにレーザービームと言える、これ以上にないボールを返していた。
試合は結局、ツインズが3-2で逃げ切り勝ち。まさに勝利を呼び込んだワンプレーとあって、ドジャース側からも大谷を刺したコレアには賞賛が相次いだ。
大谷をホームに帰す二塁打を放っていたフリーマンは、地元ラジオ局『AM 570 LA Sports』の取材に「強く打った打球だったし、フィールドの一番端のところに落ちた。おそらく、あの打球で1塁から(本塁に)戻って来れるのはショウヘイだけだ。だから、それを抑えたコレアのプレーが素晴らしかったと思う」と脱帽。さらにドジャースのデーブ・ロバーツ監督も一流同士のコンマ何秒の攻防を称えた。
「コレアがエース級の返球を見せたんだ。あれは本当に素晴らしいプレー。我々もショウヘイでなければ、先には進ませなかった」
以前から大谷を「俺は心から尊敬する」と称えていたコレア。そんなカリスマが魅せた好守はまさにファインプレーだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]