久保凛、金栗記念V2も喜び半分 世界陸上の参加標準突破へ「近いうちに切りたい。1分58秒台を」
2025年4月12日（土）12時15分 スポーツニッポン
◇陸上・金栗記念選抜陸上中長距離大会（2025年4月12日 熊本市・えがお健康スタジアム）
女子800メートルがタイムレースで行われ、2組で登場した日本記録保持者の久保凛（東大阪大敬愛高）が2分2秒58をマークして連覇を飾った。
今季のグランプリ（GP）レース初戦。1周目を59秒で通過し、600メートルまでは想定通りのレースを展開する。だが、残り200メートルで思っていたよりもスピードが上がらず「気持ちの弱さですかね…。次の試合までに修正して、もっと良いタイムを目指していけたら」と振り返った。
今年9月に東京で開催される世界選手権の出場が今季の一つの目標。参加標準記録の1分59秒00を突破するには至らず、悔しさが募った。だが、初優勝した昨年が2分5秒35。同時期で3秒近くタイムを縮めており「去年よりもリラックスして走れている」と手応えも口にした。
昨年よりジョグのペースも上がっており、高校3年になって地力は増した。5月には静岡国際、木南記念に出場予定。「標準記録は近いうちで…。静岡や木南で切りたいなと思っているので、そこまでにもっと練習を積んでいけたら。もう少し上げて、1分58秒台を出せるようにしたい」。タイムを突破した上で7月の日本選手権に臨む。
