名古屋、長谷川監督「このまま終わるつもりはありません」発言が反発招く

2025年4月14日(月)12時0分 FOOTBALL TRIBE

長谷川健太監督 写真:Getty Images

 J1リーグ第10節、ガンバ大阪対名古屋グランパスの一戦が4月12日にパナソニックスタジアム吹田で行われ、名古屋は0-2で敗れた。2連敗となった名古屋は、今2025シーズンのアウェイ戦は6試合で1分け5敗と未勝利が続いている。試合内容でも終始押し込まれ、順位も最下位に転落。クラブを取り巻く空気は一層厳しさを増している。


 試合後の会見で、名古屋の長谷川健太監督は「完敗です。ふがいない成績。自分自身このままでは終わるつもりはありません」と語った。だが、この発言がサポーターの反発を招いているようだ。


 ネット上では「このまま終われないじゃなくて終わってくれ」「4年間で積み上げがないから最下位なんだろ」といった声に加え、「もうあとがないぞ」「辞めへんなら山口素弘GMが会見開け」と、フロントにも批判が飛び火している。


 ほかにも、「頼むからやめてください」「取り返しつかないことになる前にはよやめてもろて」など、監督の退任を求める声が目立つ。「開幕前に『言い訳できないメンバーが揃った』って言ってなかった?」と、過去の発言との整合性を問うコメントも見られた。加えて、「気持ちじゃなくて戦術の問題」「選手の力を半分も引き出せていない」との厳しい指摘もあり、長谷川体制への信頼は大きく揺らいでいる。


 長谷川監督はこれまで6つのタイトルを手にしてきた実績を持つが、名古屋ではその手腕を十分に発揮できていないとの見方が根強い。開幕6戦未勝利(2分け4敗)の後に2連勝したものの、再び2連敗。指揮官は「勝ちがなかったときのほうがいいサッカーをしていた」と振り返ったが、今の名古屋に求められているのは気持ちだけではなく、結果と内容の両立だ。


 「やり方やシステムを気にして後ろ髪を引かれるのではなく、もっと積極的にサッカーを」と訴える長谷川監督に対し、「気持ちの問題じゃなくて、戦い方の問題だと思います」と冷ややかな声も出ている。


 残留争いの渦中でチームを立て直せるか、それともフロントが決断を下すのか。名古屋は今、正念場を迎えている。

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