大谷翔平 6戦ぶり5号!本塁打で今季最速180キロ弾に満席本拠大興奮 ビジョンでデコルテCMの初演出

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　◇ナ・リーグ　ドジャース—ロッキーズ（2025年4月14日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が14日（日本時間15日）、本拠でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で2戦ぶりの安打を放つと、第2打席で6試合ぶりの一発となる5号本塁打。4試合ぶりのマルチ安打をマークした。

　初回は過去5打数3安打と相性のいい右腕センザテーラとの対戦。カウント2—2から外角低めのカーブに体勢を崩されながらも右手一本で右前に運んだ。そして、続くベッツが左越えに2ランを放ち、幸先よく先制した。2戦ぶりに先発復帰したフリーマンも安打を放ち、初回から本拠ファンは大盛り上がりとなった。

　大谷の右手1本で運んだ右前打の打球速度は102.9マイル（約165.6キロ）だった。ベッツの両手でしっかり振り切った左越え2ランの打球速度は101.2マイル（約162.9キロ）。大谷の驚異の打球速度が数値として示された。

　3回の第2打席で大谷のバットから快音が響いた。先頭打者として打席に入ると、カウント2—2から外角高めの速球を強振。角度30度、本塁打では今季最速、全体の打球速度でも2番目の112マイル（約180.2キロ）の打球速度で飛び出した打球はあっという間に中堅フェンスを越える圧巻の408フィート（約124.4メートル）弾となった。ダイヤモンドを一周した大谷は本塁を踏んでチーム内で流行中の「デコルテポーズ」。さらに右翼の大型ビジョンでも大谷が出演中の「コスメデコルテ」のCMが初めて流される演出もあり、今季4度目の完売となった5万2693人のファンも大興奮だった。

　大谷は前カードのカブス3連戦で12打数1安打と振るわず。開幕8連勝と好発進したチームも直近は3カード連続負け越しと勢いが止まっている。攻撃は下位打線が大谷の前に走者をためられず、指揮官が「翔平の前の打者が出塁する必要がある」と下位打線の奮起を促している。

　大谷はここまで77打席中、走者ありで立った場面はわずか19打席。さらに得点圏は7打席で3打数3三振と結果が出ず、昨季130打点を記録した勝負強さも影を潜めていた。