巨人・笹原操希「ホッとしました」 憧れの長野からもらった打撃用手袋で待望プロ初安打
2025年4月17日(木)22時34分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人1—9DeNA(2025年4月17日 東京D)
巨人の笹原操希(みさき)外野手(21)が17日のDeNA戦(東京D)でデビューから6打席目にして待望のプロ初安打をマークした。
「8番・右翼」に入り、2試合連続の先発出場。0—9で迎えた8回、無死一塁で入った第3打席で相手先発左腕・東が1ボール2ストライクから投じた4球目、真ん中高めスライダーを左前打とした。
笹原は一塁ベース到達前から笑顔。ベース上に立つとベンチに向かってガッツポーズを見せた。巨人ベンチに戻ってきた記念のボールは門脇が両手で大事そうに受け取った。
チームは9失点大敗となってしまったものの、待望の初安打に「ホッとしました。とりあえず1本出たんで」と安ど。この日、両親は観戦できなかったものの「ボールは実家に送ろうかと思います」と親孝行な一面を見せた。
上田西から2021年育成ドラフト4位で巨人入りし、14日に待望の支配下登録。16日に出場選手登録されると、同日のDeNA戦(東京D)で「8番・左翼」に入って1軍デビューをスタメンで飾った。フル出場して3打席へ。それでも3打数無安打1三振でプロ初安打はお預けとなっていた。
この日は2回の第1打席で低めの144キロ直球を見逃し三振。5回の第2打席は痛烈な打球を放つも林の好守に阻まれて遊ゴロに終わっていた。
「アウトはしょうがないので。ファインプレーはどうもできないんで。次の打席集中しようと思って切り替えました」
右翼守備では4回に3番・度会の痛烈な打球をスライディングキャッチする好守も見せた。「いや、でも、あれ滑んなくても捕れたかもしれないですけど、滑っちゃいました」と笑顔の21歳。
もともと巨人ファンで、憧れだった長野久義外野手(40)とチームメートに。プロ初安打を放った打撃用手袋は「チョウさんにもらったやつです」とうれしそうだった。