新潟・MF落合陸 チームの起爆剤に「やり続けるしかない」

2025年4月17日(木)5時0分 スポーツニッポン

 J1新潟は2日間のオフが明けた16日、新潟・聖籠町のアルビレッジで、19日のホーム京都戦に向けて非公開で練習を再開。悪天候の影響により主に室内で調整した。9日のルヴァン杯J3松本戦で今季公式戦初先発したMF落合陸(25)は、リーグ戦19位に沈むチームの起爆剤になろうと牙を研いでいる。

 開幕から約2カ月。ここまで出番は限られているが、下を向くことはない。「自分にとっては必要なこと。プラスにしか考えていない。逆にこういう時間があるからこそ、良さを引き出すために今すごく取り組んでいる」と力強く前を向いた。

 松本戦では「相手の嫌なところに立てた」と守備ラインの間でボールを触り、先制点をアシスト。2点目もプレスバックして起点になったところからMF奥村のゴールが生まれた。自身のプレーには満足してはいないものの、新潟で初めて勝利に貢献し「絶対に今後につながってくる」と手応えをにじませる。

 同じトップ下のMF長谷川はチームトップの4ゴールと好調。ただ「(相対的な)評価を気にするというより、いかに自分の持っているものを出せているかに取り組んでいる。良さが出せていれば、絶対に出場機会が増える」と成長に目を向け続けている。意識するのはゴール。自主練習では「シュートはよりこだわっている」と磨きをかけ、チャンスが来ればものにする自信も当然ある。

 チームは前節の横浜FC戦でゴール前を固められて無得点。狭いエリアでのターン、ミドルシュートが武器の落合は「チームとして課題はあると感じているが、そこは人(選手)で変わっていく」と強調する。守備は安定してきただけに、攻撃面で起爆剤となる選手の出現がチーム浮上のきっかけになる。「本当に監督もそう思っていると思う。僕自身がそういう存在になれるように、やり続けるしかない」。結果が出るその日まで、歩みを止めない。(西巻 賢介)

  

スポーツニッポン

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