延長後半終了間際の“8分間”で3ゴール! EL準決勝進出のマンU指揮官「あの歓声を取っておきたい」

2025年4月18日(金)9時14分 サッカーキング

マンチェスター・ユナイテッドを率いるアモリム監督 [写真]=Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督がリヨン戦を振り返った。17日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

 ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝・セカンドレグが17日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドは本拠地『オールド・トラッフォード』でリヨンと対戦した。ファーストレグを2−2のドローで終えた両者の第2戦は、前半のうちにホームチームが2点のリードを獲得する。しかし、リヨンも後半に2点を奪って勝負は延長戦へと突入。89分に退場者を出したアウェイチームだったが、数的不利の状況ながら2点を加えて相手を突き放す。だが、ゲームはそのまま終わらない。114分にブルーノ・フェルナンデスのPKでマンチェスター・ユナイテッドが1点を返すと、終了間際の120分にコビー・メイヌーが同点弾をマーク。さらに、わずか1分後にはハリー・マグワイアが勝ち越し弾を挙げ、2戦合計7−6で準決勝進出を決めた。

 試合を振り返ったアモリム監督は、「ひとつの瞬間が選手たちの心に大きな変化をもたらすことがある」と劇的勝利の要因を分析。「私たちはELにしっかり集中する必要があり、時にはプレミアリーグで若手を起用してリスクを取ることもある。ファンの皆さんには、その点を理解していただきたい。ELに集中しなければならない」とタイトル獲得の可能性が残された同大会の重要性を強調した。さらに、EL優勝の可能性について問われると、「今この瞬間、全員が『可能だ』と信じている。ただ、ケガ人の運にも恵まれなければならない」と力強く語っている。

 また、ドラマを生んだマグワイアの得点については、「スタジアムの歓声がこれまでで一番素晴らしかった」と直後のスタジアムの雰囲気を回想。「ある人はユニフォームやマフラーを集めるが、私はあの歓声を取っておきたい。あれこそが世界一の歓声だ」と述べた。続けて、「交通の関係で2−4の時点で帰らざるを得なかった人たちのことを思うと、気の毒に思うよ。そういった人たちはきっと悔しいだろう」とコメント。「我々が期待を下回っていることは理解しているし、批判されるのは当然のことだとも思っている。しかし、このシーズンを特別なものにする時間はまだ残っている」と今後に向けた決意を口にした。

サッカーキング

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